この夏に訪れた 宮崎県の
都農ワイナリーで買ったワインの中から、まずはスパークリングを、続けて開けてみました。
****食べて、飲んで、調べたこと・・*****************************************
都農ワイナリーは、宮崎県の中央部に位置する都農町に1996年に設立したばかりの新しいワイナリーです。東は日向灘、西は尾鈴連山に囲まれた、見晴らしの良い高台にあります。地元都農町特産の生食葡萄キャンベル・アーリーを使ったワインは、まずは海外で認められ、その後、国内でも個性的で良質なワインを生み出す造り手として、注目されつつあります。
****************************************************************
尾鈴連山の上に、【En】(縁)を意味するイラストが描かれたボトルラベルには、【
A DREAM SHARED BY ALL 】の文字が刻まれています。 雨が多く、葡萄の栽培に向いていない都農の地が、葡萄の産地となり、ワイン醸造が出来るようになったのは、終戦直後、葡萄栽培に夢を託した1人の青年の存在があったから。「1人の夢が、みんなの夢になった」その先駆者の志を継承し、「さらなる夢を語り、その夢を地域の夢につなげたい」という意味が込められているそうです。素敵なデザインですね。
●スパークリングワイン・レッド
マスカットベリーAに、カベルネやシラーをブレンドしたスパークリング。アメリカンチェリーのような濃い深い赤色が印象的。泡立ちは穏やかですが、舌に触れるとピチピチと泡が弾ける感じ。色からイメージした通り、プラムのジャムような凝縮感のある果実味に溢れ、仄かな甘みと渋みを爽やかな酸味と炭酸が引き締めます。ヴァンコットを加えた甘めのソースを添えた
豚足と豚肉のソーセージ仕立てとは好相性。たっぷりのプラムとシナモンで煮込んだ豚肉料理や、生ハムにバルサミコを垂らしたものなんかとも合いそう。普段の食事で作るような料理に気軽に合わせたい。
●キャンベルアーリー・スパークリング
鮮やかなイチゴ色が華やかなスパークリング。イチゴのような甘酸っぱい香り、キャンベルアーリーの爽やかな酸味が、炭酸と一緒の中で口の中で弾けます。キュートな味わいながら、後口はキリリ。少し甘めなので、午後のデザートTimeにケーキやフルーツと合わせたり、夕方テラスでアペリティフとして楽しむのに良さそう都農ワイナリーのワインは「日常の食卓で気軽に飲めるスパークリング」という商品コンセプトが徹底しているように思えます。まずは地元の人にスパークリングという飲み物を知ってもらって、普段の食事の時に「きょうはスパークリングにしようか」と飲んでもらえるようになりたい・・・というのが基本にあるのだそう。クオリティーを落とさず低価格でスパークリングを生産する方法を求め、オーストラリアやアメリカの醸造技術なども取り入れているのだとか。
その一方で、ある程度のコストを払って飲んでもらえるワインの醸造にも力を入れていて、土作りからスタートした自社畑では、ヨーロッパ品種の栽培に取り組み、シャルドネについては、一定の評価を得つつあるようです。(シャルドネは、この後のちょっとしたお楽しみに合わせて開ける予定です・・) 醸造家の赤尾さんのBlogによると、数年後には、
シラーがリリースできるかも?とのこと。シラーファンとしては、期待したいところ。楽しみ(^^)
+
+
キャンベルアーリーに合わせた、こんなレシピ見つけました
http://www.wine21.ne.jp/cook/5.html
今度試してみようかしら!