「そうだ、宮崎へ行こう」
会津若松の次が、宮崎・・と言うと、「次は西南戦争の史跡めぐりですか?」なんて声が返って来そうですが、今回は「行ったことがない」それだけの理由で宮崎行きを決めました。私がこれまでに足を踏み入れたことのなかった都道府県は、西が宮崎、東が秋田、青森、岩手の4県。とりあえず西からつぶそうか(そこに意味があるのか?)・・なんて酒飲み話の席にあったのが時刻表。パラパラめくっていったら、18きっぷでも、2日あれば宮崎に辿り着けることがわかり、2日かけて宮崎に行き、2日かけて名古屋に戻ってくるという4日間の旅行を思いつきました。最初は冗談だったのですが、電車は涼しいし、読みたい本もある。・・・という訳で、あれよあれよという間に話は進み、酔狂な旅の実現となりました。
1日目
8:03 金山駅 → 米原駅 → 明石駅 → 西明石駅 →11:56 土山駅
名古屋を出て、列車を乗り継ぎながら、西へ西へと向かった我々。明石で昼食にします。向かったのが、讃岐うどん仲間で評判のうどんや「
麦きり トクオカ」。JR土山駅から徒歩5分というアクセスの良さも魅力でした。
◆麦きり トクオカ
ここがそのうどんや。噂には聞いていたけど、BarかCafeを思わせるシュールな店構え。
店内は、4人がけのテーブル席が数席、カウンター席数席になっています。頼んだのは、ひやひやとかしわ天。注文してから玉を茹で始めるので、丼が出てくるまで、15-20分程度、待つことになります。乗り継ぎ列車の都合上、土山での滞在時間が約45分なので、ドキドキしながらうどんを待ちます。
麺は、黄色がかった艶やかな中細麺で、のびやかなコシがあります。評判通りの美味しさ。キリっと冷たいお出汁は、すっきりとした透明感のある上品なイリコ出汁。麺と出汁とのバランスも良く、するするするっと食べられます。かしわ天もいい具合に揚がっていて、いやいや、待った甲斐がありました。
さっと食べてお会計を済ませて、再びJR土山駅へ。なんとか電車には間に合いました。次の目的地は、広島。しゃかりきに列車を乗り継いで、ただ、宮崎を目指すだけの旅ではつまらない。広島では、地酒と地魚で一杯楽しもう、という目論見。・・・というような按配で、道中、列車を降りては、郷土料理やご当地B級グルメを食べ歩く、そんなことをしながら、宮崎を目指しました。旅は、始まったばかり。こんな調子で、しばらく続きます。
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●麦きり トクオカ (うどん)
住 所: 明石市魚住町清水21899
電 話: 078-943-3644
備 考:JR「土山」駅より徒歩5分
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