少し前になりますが、名古屋で評判のイタリアンのお店に行って来ました。いつ電話をしても、予約で満席という人気店。私の誕生日に合わせて、3週間前に予約して、ようやく訪問が実現しました。
場所&雰囲気
場所は、高岳の交差点の北東角のデニーズの裏。イタリアの3色国旗が目印の建物の2階にお店があります。店内は、オープンキッチンスタイルのカジュアルな雰囲気で、床と天井が板張りで、木のテーブルにはクロスがなく、ラフなスタイルの椅子がセットされています。照明は意外に明るく、もう少し落とした灯りの方が落ち着いて食事が出来るような気がします。単なる私の好みだったりしますが・・。
メニュー
夜は、アラカルトのみ。前菜1500~2500円、パスタ2000円前後、メイン3000~4500円、デザート500円という微妙な価格設定。前菜は内臓系を使った料理が多く、パスタはバリエーションが充実する一方、メインの肉料理は、炭火焼のみ。トラットリアとロティスリーの雰囲気を併せ持ったお店です。異なる料理を2皿同時に出すのは難しいためか、オーダーは、1皿を何人かでシェアしていただくのが基本というスタイルです。
*カンパリソーダ
*コテキーノ ペアラソース
*ギアラ トマト煮込み
*ンドゥイヤ 豚軟骨ラグーのスパゲティー
*福島産大和豚肩ロース焼 カポナータ添え
*マスカルポーネのジェラート エスプレッソのグラニテ
*ルビーグレープフルーツのジェラート スプマンテのジュレ
*赤ワイン フルボトル (名前を失念)
*エスプレッソ
ワイン
ワインリストはなく、お店の人に予算を伝え、適当に見繕ってきた3-5本程度の中から選ぶスタイル。食前酒を飲みながらワインリストを眺めるの楽しみがないのは、ちょっと残念。
●ギアラ トマト煮込み
最初に相棒の前菜が登場。牛の4番目の胃・ギアラのトマト煮込みです。トマトに頼らず、味の骨格をハーブで作り上げているそうです。味はいいそうです。シェフは、ハーブ使いが上手いのでしょうね。
●コテキーノ ペアラソース
相棒の前菜から少し送れて、私の前菜が運ばれてきました。豚の内臓や耳や皮を詰めたソーセージ状のものを焼いて、パン粉でとろみをつけたソースを添えてあります。香ばしく焼き上げたコテキーノにナイフを入れると、ハーブと肉汁の香りが立ちのぼります。コロコロとした歯応えが楽しく、肉の旨みたっぷり。こちらもしっかりとハーブを利かせています。これは、美味しい。ニコニコです。ソースは、懐かしいポレンタの雰囲気があります。本場では、ポレンタを添えるのかな。
●ンドゥイヤ 豚軟骨ラグーのスパゲティー
こちらはシェアで。写真はハーフポーション。チョリソーのようなピリ辛のソーセージと軟骨を刻んだものをトマトソースで合えたラグー、絶妙なアルデンテに仕上がったスパゲティーは絶品。この味はなかなかないでしょう。ここのパスタに惚れる人がいる・・・というのは納得。メインにも期待がかかります。
●福島産大和豚肩ロース焼 カポナータ添え
こちらもシェアで。写真はハーフポーション。この量ならフルでもいけたかな?そんな感じ。大和豚は、淡いピンク色をした白っぽいお肉で、色からイメージした通り、上品で優しく柔らかい肉質。白金豚に似ています。ちょっと火を通しすぎかな。悪くはないけれど、先に食べたお皿に比べると盛り上げりに欠けます。前菜・パスタの勢いをメインにも欲しいところ。
●デザート
冷たいジェラートで食事の〆。デザート2人分くらいは、同時に出してくれると嬉しいかな。
実際にこちらでお食事して、ここのパスタに惚れ込む人がいる・・・というのは理解。前菜もレベル高し。ただ肝心のメインが・・・。たった一度のお食事で決めつけてしまうのはどうかと思いますが、ここで食事するなら、コスパの高い昼のランチを楽しむのが、Better な選択のような気がします。
名古屋のイタリアンの有名店ガッルーラでセコンドをしていた人のお店だけあって、料理に見るべきものはありました。ハーブ使いは、参考になりました。ただ、残念なのは、メニュー構成、接客、スタイル、店構え、内装、照明、雰囲気、価格設定・・・にバランスを欠いていて、ちぐはぐ感が否めないこと。初めてということもあり、少し戸惑ってしまいました。料理にシェフのセンスを感じるだけに惜しい気がします。
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● セルバッジョ (イタリアン)
住 所: 名古屋市東区泉2-25-23
電 話:052-935-2781
備 考:要予約。クレジットカード可
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