1日目:1月24日(木) つづき
タイと日本の時差は2時間。夜の7時は、日本時間の9時。そろそろお腹がすいてきたので、レストラン棟へ向かいます。こちらのホテルは、レストランは、1箇所と、プールサイドにバーがあるだけ。実質ここのレストランで、朝・昼・夜をいただくことになります。
このホテルのレストランのお薦めはシーフード。レストランスタッフの男性から「是非、シーフードを食べて下さい」「お薦めは、カラマリとシーバス。お好きな調理法で用意します。」とメニューが渡されました。確かに、メニューにはタイフード、インターナショナル、チャイニーズもありますが、シーフードメニューが充実してます。といっても、上段に魚の名前と値段、下段に、蒸す、焼く、揚げる、炒めるなどの調理法とソースの一例が載っているだけ。どんな調理法をしても値段は一緒(^^ゝ ワインは、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリア、チリ・・・ほとんどがボトル1100バーツ。・・・シンプルです。
*食前酒:ペルノーx2
*トートマンプラー
*ヤムウンセン
*子持ちイカのバーベキュー タイ風ソース
*白ワイン
*食後酒:サイドカー、B&B
●トートマンプラー
いわゆる、タイ風さつま揚げに、生野菜のサラダが添えてあります。そのまま食べるとなんてことのないただの魚のすり身の揚げ物なんですが、パクチーと唐辛子の効いた甘酸っぱいタレをかけてるとタイ料理に変身。たっぷりのパクチーの香りで食べさせてしまう。
●ヤムウンセン
春雨、キクラゲ、干しエビ、豚のミンチ、ナッツ、玉葱、セロリ、人参、唐辛子の入ったサラダ。野菜がたっぷり食べられるのがいいですね。ライムを搾っていただきます。これにもパクチーがたっぷりと。甘・辛・酸が効いた味付け。ここで食べたサラダの中では一番良かったかな。
●子持ちイカのバーベキュー
子持ちイカは、私が食べたかった食材の1つ。お薦めの食べ方は、「蒸してレモンソース」か、「バーベキューにしてタイ風ソース」。私たちは、後者にしました。焦げ目がきれいについた子持ちイカは、柔らかく、噛み締めると、トロリとしたタマゴの濃厚な風味が広がり、なかなか良い感じ。ライムと辛子の効いたタイのシーフード用のソースと良く合います。タイならではの食べ方なのかな。結構好きかも。ワインが進みます。
●食後酒
さて、食後は、デザートはパスして、ゆっくりと食後酒を楽しむといたしましょう。リゾート地とあってか、カクテルの種類は豊富でした。食後はさっぱりと締め括るのが相棒、甘くて強いお酒をキュっとやりたい私。・・・で頼んだのが、サイドカーとB&B。B&Bは、ブランデーの香りと、ベネディクティンの甘さが、私敵にはツボでした。
料理は、特筆すべき点が多々あった訳ではないけれど、気分良く、ゆったりと食事を楽しむことができました。お値段も良心価格。タクシーでPattayaの町に夜な夜な脱出する必要に迫られることなく、ここだけでなんとか過ごせそうで、ほっと一安心。
ディナータイムには、1時間おきに10分くらいずつ、レストランの片隅でひっそりと生演奏があります。そのほとんどが、70~90年代前半のポップスやカントリー、それに映画音楽。フロアにゆったりと懐かしい曲が流れてくる度に、その曲を聴いていた頃の話をあれこれ思い出したり・・・。タイの夜は、昔話とともに更けて行くのでした。