小田原から箱根登山鉄道に乗換え、終点の強羅へ。本日の宿「
強羅天翠」に向います。場所は、駅を出て右手の地下道をくぐり抜けた右手。玄関先には、旅館のスタッフが待ち構えていて、こちらと視線が合うと100mくらい先から駆け寄ってきて「〇※様ですね。お待ちしておりました。この度は、金婚式、おめでとうございます。」と丁重に迎えてくれました。高級旅館は、そつがないですね。親子4人という構成、年齢で「〇※家ご一行様」と判断されたのでしょう。滞在中、どのスタッフの方からも常に「〇※様」と名前で呼ばれ、至るところで両親は「おめでとうございます」との言葉をかけられ、その辺りの徹底ぶりはさすがです。
◆足湯カフェ◆
ここのウリが、足湯のあるバーカウンター「足湯カフェ」。旅館に着くとこちらで、お酒でもフレッシュジュースでも珈琲でも、好みの飲物をウェルカムドリンクとしていただけます。相棒と義父は、富士山の伏流水で作った季節限定の地ビール「桜ビール」を、義母は「フレッシュバナナジュース」、私はグレープフルーツとアプリコットブランデーを使ったカクテルを、ところどころを山桜のピンク色に染める箱根の山々を眺めながらいただきました。
![足湯カフェで寛ぐ@強羅天翠1[強羅/神奈川]_c0013687_22553041.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/25/87/c0013687_22553041.jpg)
![足湯カフェで寛ぐ@強羅天翠1[強羅/神奈川]_c0013687_2256137.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/25/87/c0013687_2256137.jpg)
![足湯カフェで寛ぐ@強羅天翠1[強羅/神奈川]_c0013687_22554499.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/25/87/c0013687_22554499.jpg)
◆お食事◆
この旅館を選んだ理由の一つが、まずは、Openして1周年を迎えたばかりの新しく綺麗な旅館で、露天風呂があること。
献立が評判で、部屋食ではなく、個室感覚のダイニングでテーブル席でいただけることでした。
![足湯カフェで寛ぐ@強羅天翠1[強羅/神奈川]_c0013687_2256258.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/25/87/c0013687_2256258.jpg)
事前のやり取りで日本酒の種類が少ないことがわかり、旅館側からの提案で、お酒は持ち込みにしました。神奈川の地酒の品揃えが良い
鴨宮かのや酒店でこの日に合わせて注文したのが「隆 播州山田錦純米大吟醸火入 黒 2004年(川西屋酒造)」です。
この日の献立は・・・
【箸附】 飯蛸 山ウド エシャロット 辛子酢味噌
【鉢盛】 根芋 野かんぞう 湯葉 梅浸し
【凌ぎ】 鮪 桜海老
【椀替】 帆立貝焼き 白葱 地三つ葉
【御造】 花見鯛 サヨリ 鳥貝 平貝 芽ウド 長芋 土筆 ねじり人参
【焼肴】 油目酒焼 栄螺 蛍烏賊 空豆 芹白和え
【焚合】 春大根煮 車海老 ホウレン草
【強肴】 和牛ヒレ 新筍 若布 山葵
【食事】 白飯
【汁】 赤出汁
【香物】 水かけ菜 昆布有馬煮 胡瓜糟漬 赤しば漬
【水物】 静岡メロン
![足湯カフェで寛ぐ@強羅天翠1[強羅/神奈川]_c0013687_225649100.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/25/87/c0013687_225649100.jpg)
![足湯カフェで寛ぐ@強羅天翠1[強羅/神奈川]_c0013687_22565912.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/25/87/c0013687_22565912.jpg)
![足湯カフェで寛ぐ@強羅天翠1[強羅/神奈川]_c0013687_22571122.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/25/87/c0013687_22571122.jpg)
![足湯カフェで寛ぐ@強羅天翠1[強羅/神奈川]_c0013687_2257219.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/25/87/c0013687_2257219.jpg)
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![足湯カフェで寛ぐ@強羅天翠1[強羅/神奈川]_c0013687_22574226.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/25/87/c0013687_22574226.jpg)
![足湯カフェで寛ぐ@強羅天翠1[強羅/神奈川]_c0013687_22575252.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/25/87/c0013687_22575252.jpg)
![足湯カフェで寛ぐ@強羅天翠1[強羅/神奈川]_c0013687_2258261.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/25/87/c0013687_2258261.jpg)
![足湯カフェで寛ぐ@強羅天翠1[強羅/神奈川]_c0013687_22581123.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/25/87/c0013687_22581123.jpg)
箸附
山ウドに、甘酸っぱい辛子味噌を付けた飯蛸を重ね、エシャロットで彩りを添えています。
鉢盛
こちらはまず大きな鉢に盛られて登場。係りの人が、小皿に取り分けてくれます。根芋、野かんぞう、湯葉をほのかに梅の風味を足したお出汁に浸してあります。優しい味。
凌ぎ
鮪の握りと、桜海老の軍艦巻でした。旬の生桜海老、今シーズンお初です。
椀替
本日のお料理は、椀物が省略(泣) 用意されたのは、卓上で殻ごと炙る帆立貝焼き。貝柱、肝をたっぷりの白葱 地三つ葉で食します。椀の代用にしては、少々華やかさに欠けるのが残念。肝は美味しいんですけどね。
御造
花見鯛、サヨリ、鳥貝、平貝のお刺身が、芽ウド、長芋と一緒に盛られ、土筆、ねじり人参が添えてあります。春は貝が多いですね。盛り付けも春らしさを感じます。
焼肴
栄螺の貝の中には、空豆、蛍烏賊を揚げたものが入り、繊維状の衣をつけて揚げた栄螺の身で蓋をしてあります。なかなか凝ってます油目(アイナメ)の酒焼は香ばしく、芹の白和えは、和え衣の味付けが絶妙。見た目も味のコントラストも楽しい一品。
焚合
海老の味噌殻と味噌で作った、和風アメリケーヌソースのような煮汁に、春大根の煮物、車海老が盛られ、ほうれん草の緑を添えています。彩りが綺麗。
強肴
さっと焼いた和牛ヒレ肉の上に、新筍の若竹煮が盛られ、山葵がトッピング。筍は小ぶりで香り良く、独特の苦味とほのかな甘みが良い感じ。ワカメはとろとろになるまで煮てあります。お肉も柔らか~。お肉と筍は、一緒でなくて、別々にいただいても良かったかも。
お食事
白いご飯と鰯のつみれ団子の入った赤出汁。小皿には、水かけ菜の浅漬け、昆布の有馬煮、きゅうりの糟漬け、しば漬が用意されています。
水物
大ぶりにカットされた静岡産のメロンは、良く熟していて、果肉がとても柔らか。瑞々しくて、甘みもたっぷり。食後の良い〆となりました。
お料理は、一皿一皿、違った器で温かい状態で供され、その度に素材や調理法の説明がテーブル専任のスタッフからあります。どのお皿も季節の素材をふんだんに使い、見た目も食感も楽しめるような工夫がなされていて、優しい味に仕上げてあり、分量は控えめなので、食の細い両親も、残すことなく最後のデザートまでいただくことができました。残念だったのが、日本料理の華とも言える「椀物」がなかったこと。メインディッシュのないお食事をしたようでもあり・・。サイトでメニューをチェックした際、見落としてしまったのが心残り。
◆食後の愉しみ◆
お腹に余裕があることを幸いに、食後は、自然と足湯カフェへ。夜は昼とは違ったムーディーな雰囲気。ブランデーが好きな義母には、バーテンダーS氏お薦めのブランデーが大ぶりのグラスに並々と注がれ、「お酒はもういい」と言う義父の前には、「それでは水の飲み比べはいかがでしょう」と、「ノルウェー産の雪解け水」「酸化還元水」「水道水」を注いだ3つのグラスが用意され・・・、S氏の気転の良さに助けられ、寛いだ気分で、食後の一時を過ごすことができました。この旅館の良さは、このカフェの快適さに集約されるような気がします。
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●強羅天翠
住 所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-276
電 話:0460-86-1411
最寄駅:箱根登山鉄道「強羅」駅より徒歩3分
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