今年も地元名古屋の蔵元・萬乗醸造の「醸し人九平次」で新年をお祝いしました。
●醸し人九平次 袋取り大吟醸 COLLECTION EYE 2005
冷やで呑むならこちら。今池の
秋貞商店さんでタイミングよく、貴重な1本を入手することができました(^^)v
こちらは、山田錦を40%まで磨き上げた大吟醸の中取り「お点前 佐藤彰洋」の1年熟成酒す。名前の「EYE」は、袋取りで垂れる一滴一滴の雫が、澄んだ瞳を彷彿させる輝きがあることからつけられたそうです。九平次ならではの洗練された華やかな香り、袋取りならではの味わいの繊細さ、冬の湖のような燐とした透明感。澄み切った瞳のような清々しい飲み心地の、元旦の朝に相応しい日本酒でした。
●醸し人九平次 純米吟醸 火と月の間に 山田錦
こちらは「燗酒で美味しく飲めるお酒を」というリクエストに応じて、お薦めしてもらった九平次の限定品。燗酒を愉しむために作られた純米吟醸酒だそうです。 「火と月の間に」という名前は、「燗」という漢字をバラしてつけられているんですよね。銘にも蔵元の遊び心を感じます。
このお酒は燗することによって、九平次の特徴的な酸の角が取れて丸みを帯び、旨味がぐんと増す感じがします。まさに燗して美味しい日本酒です。柔らかさ、ふくよかな丸みがあり、余韻は長くしっとりと。するすると気持ち良く飲めてしまいます。温度が下がると奥に潜んでいた南国系のフルーツのような甘さがじわじわっと出てくるように、温度によって甘さ、旨味、酸味のバランスが微妙に変化するのも面白い。私は、しっかり熱燗にした方が好みかな。ほんのりと酔えます。
美味しい日本酒で新年を迎えられるのは、今池の
秋貞商店さんのお陰です。「クリスマスが近づいたら、日本酒の調達に秋貞さんへ」、これは、我が家の鉄則です。