5月に、長野の
小布施ワイナリーを
訪ねた時に買ったスパークリングを開けてみました。
●小布施スパークリング E ロゼ トラディショナルメソッド
小布施スパークリングEは、国産欧州葡萄を使い、伝統的なシャンパン製法で醸造した無濾過、無清澄化のロゼ・スパークリング。澱下げ剤を加えたり、冷却酒石酸安定化をしないまま無濾過にて瓶詰めし、ドージュ(甘み調整)もしていないので極辛口の仕上がりになっている・・。ワイナリーの醸造責任者の曽我さんの説明はそんな感じでした。
まず驚くのは、泡の力強さ。ワイナリーのショップで買った時も、レジのお姉さんに、泡が強いから、良く冷やしていないと栓を開けた時に半分位なくなっちゃう時があるから気をつけてね・・と脅かされていたので、遠巻きに相棒の手元を見ていた私(^^ゞ ちょっとドキドキしました。相棒の技術が勝ったのか?少々吹き零れるだけで済みました。ホ。それにしても立ち上がる泡は、元気がいいですねぇ。弾ける感じと苺のような鮮やかな赤色が良く合っています。
味わいは、辛口。飲み始めはカキーンとした酸の荒々しさを感じますが、飲んでいるうちに香りが花開き、蜜の風味が出てくる・・という小布施ワイナリーらしい展開の味わい。ここのワインは面白いです。田舎娘のイライザがレディーになっていくマイフェアレディーのストーリーのような味の変化が1本のボトルで楽しめます。ゆっくり時間をかけて最後まで飲まないと、ここの良さはわかりにくいかも。愛すべきこの個性は、作り手の曽我さんの朴とつとしながらも頑固な人柄と個性がそのまま現れているような気がしました。日本産のワインにも個性派がどんどん誕生しています。
~ 小布施ワインと地元食材を楽しんだ旅行記 ~
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小布施ワイナリーでワイナリーの
見学&試飲
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Chambre d'Hotes Vent Vertで小布施ワインとフレンチを
楽しむ