5月21日(日)快晴
◆須坂版画美術館
小布施の宿で目にとまった
ピカソの銅版画展のポスター。美術館の場所が近くだとわかったので、出かけてみることにしました。
須坂版画美術館は、小布施から車で10分、緑豊かな公園内にある版画を専門に扱う小さな美術館です。会場では、ピカソの初期の傑作「貧しい食事」を始め、3つの版画集から50点以上の作品を紹介しています。版画の技法についての解説もあり、思った以上に見応えがありました。
◆手打ちそば処 鼎 小布施のメインストリートから路地に入った住宅街にあるお蕎麦屋さん。メニューは、玄蕎麦の甘皮を挽き込んだ田舎風信州そばの「十割蕎麦」とつなぎを使った「ニ八蕎麦」があります。「限定20食」という十割蕎麦、それにそば豆腐をいただくことにしました。
そば豆腐
蕎麦の香りは思ったほどしませんでしたが、舌触りが滑らか。つるっといただけます。薬味のネギは蕎麦の香りを消してしまうので、いらない。
鼎天十割蕎麦
こんもりと3つに盛られた十割蕎麦に、天ぷらの盛合せ(エビ・野菜・キノコ・山菜等)、辛子茄子、切干大根が添えてあります。蕎麦は短く、太さもまばら。挽きぐるみとありますが、粒々はなく、思ったほどの香りはありません。柔らかくボソっとボテっとした食感。そば湯は、白濁していて粘りがあってポタージュのようですが、季節的なこともあるんでしょうか、やはり香りは控えめ。見た目ほどのパンチ力はありません。こちらの店は、良い時とそうでない時の波が大きいらしく、たまたま「そうでない時」にあたってしまったのかもしれません。居合わせた子連れ客のガキが、湯飲みを倒すは、畳にお茶を撒き散らすは、床の間の掛け軸をいたずらするわ、それを見て親は手を叩いて大笑いするは・・で(怒)、お店の方もおしぼりを持って走り回る状態(ーー; 落ち着かなくて、とても蕎麦を味わうどころじゃなかったこと、前日の蕎麦があまりに素晴らしかったこともあり、ちょっと分が悪かったかな。残念。
◆加賀井温泉・一陽館
食事の後向ったのは、長野ICそばにある加賀井温泉・一陽館。鄙びた湯治場の雰囲気を残す日帰り入浴のみの温泉です。初めての入浴客には、ご主人が湯柱を上げる源泉井戸を見せてくれます。井戸の中は赤茶色、ぶくぶく音をたてて湯が湧き出ています。湯温は41度なので、薄めたり、沸かすことなく、湯船に注ぐことができるのだそうです。
浴場は男女別の内湯と簡単な生垣に囲まれた混浴の露天風呂があります。露天風呂に入るには、内湯からサンダル履きで外へ出て移動しなければならないのが難。少々勇気がいりますが、お湯は濁った赤茶色で透明度が5cmあるかないかなので、入ってしまえばこっちのもの。湯温もほど良く、ゆっくり浸かることができます。
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●手打ちそば処 鼎 (蕎麦)
住 所:小布施町小布施731-3
電 話:026-247-6106
場 所: 長野電鉄「小布施」駅から徒歩15分程度
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