JR「高松」駅⇒⇒(JR)⇒⇒JR「本山」駅
三宮を深夜0:30に出航した
ジャンボフェリーは定刻通り高松港に着岸。今回は、余裕を持って4:59高松発の列車に乗り込むことができました。転寝すること1時間20分。JR「本山」駅に到着です。ささっと自転車を組み立て、本日最初の一杯となる「上杉食品」を目指します。
JR「本山」駅⇒⇒(自転車)⇒⇒上杉食品
駅から自転車で10分。高松高速道を越えて最初の1本目を右に折れると、小さな食料品店があります。ここが「上杉食品」です。看板もないので、ただの雑貨屋にしか見えませんが、びっくりするような麺を出してくれるうどん屋さんです。
◆上杉食品(豊中町)◆
早朝6時から8時までの2時間だけ営業というどん屋さん。店の奥には製麺スペースがあり釜ではどんどん麺が茹でられています。食べられるのは、かけか醤油のみとシンプル。
頼んだのは、かけ。釜から揚げて水で〆たばかりの麺は、本ネチっとした歯触りと、押し戻し、のど越しの良さがたまらない美味しさ。出汁の味はご愛嬌ですが、麺のウマさだけで食べさせてしまうところが凄いです。朝の6時半なのに、近所の常連さんが次々と来てはうどんをすすって帰っていく光景を見ていると、香川ではホントにうどんが生活に根付いているんだなぁと思います。
上杉食品⇒(自転車)⇒JR「本山」⇒(JR)⇒JR「琴平」⇒(自転車)⇒山内うどん
うどんをさっと食べたら、JR本山駅へとんぼ返り。7:04発の列車に飛び乗り、琴平へ移動。駅で余分な荷物を手荷物預かり所に預けたら(¥200)、うどんやめぐりを再開。ここからは、ずーっと自転車移動。空は青。まずは「山内うどん」を目指します。
◆山内うどん(仲南町)◆
ゆるやかな坂道をのぼったり、下ったり、途中で犬に吼えられたりしながら、自転車こぐこと50分。「やまうちうどん」の看板が見えてきます。
私は「ひやひや」の小、相棒は「ひやあつ」の大、それにゲソ天・レンコン天をもらいます。
麺は、グイグイとした力強さとコシがあるネジレ麺。独特の粉の旨味が特徴的。透明感のあるガツンとしたイリコ出汁との相性は◎。・・・ウマイ!ここは私が讃岐うどん詣でをするきっかけになった店。やっぱり、好きだなぁ。しかもこの日は、これまでの山内の中でも3本の指に入るウマさ。もうニコニコです。
山内うどん⇒⇒(自転車)⇒⇒谷川米穀店
うどんを食べ終わったら時刻は9:10。ここからが旅の本番。20km先の「谷川米穀店」を目指します。へなちょこライダーの私は、すでにお疲れモード。谷川米穀店の営業開始時間の11:00前までに・・・というより、営業時間内に辿り着けるのか?と一抹の不安を抱きながら、土器川沿いの道路を進みます。結構、乗ったような気がしたけれど、道路標識は、谷川米穀店の手前にある「美合ビレッジまで13km」なんて無情な事実をつきつけてくれたりして(涙)、徐々に山々に咲く桜を愛でる気持ちの余裕がなくなる私(^^ゝそれでも、気候が良いこともあって、なんとか2時間足らずで「谷川米穀店」へ辿り着くことができました。
◆谷川米穀店◆
ここは店名の通り、本業はお米屋さんなのですが、製麺業もやっていて、お昼の時間だけ、うどんを食べさせてくれます。開店直後とあって、すでに50人以上の行列が。人気は健在です。30分程並んだらようやく順番が回ってきました。こちらでいただけるのは「冷たいの」「熱いの」「釜玉」だけ。麺は、薬味と醤油だけでいただきます。カウンター越しに注文すると丼に麺を入れて渡してくれます。料金は自己申告で後払い。
私が頼んだのは「冷たいの」の大。ちょっと細めの麺は、見るからに艶やかで美人さん。特製の青唐辛子の佃煮を入れ、酢をちょっぴり垂らしていただきます。うまいぃーー。麺は舌触りも良く、たおやかで女性的、でもしっかりとしたコシの強さがあって美味しい。出汁の美味しさに助けられるとか、出汁との相性で食べる・・・とかそういうのはなく、麺のウマさだけで何杯も食べさせてしまうところがすごいです。相棒も私も「大」「大」と続けてお代り。1軒の店でこんなに食べたのは久々です。
谷川米穀店⇒⇒(自転車)⇒⇒JR「琴平」駅
満濃あたりでもう1軒食べて駅に戻る予定だったのですが、谷川米穀店の麺があまりにも良かったので、ここで食べたいだけ食べてしまいました。軒数はこなせなかったけど大大大満足。帰りは下り坂なので楽々です。ただ自転車に座っているだけで、1時間ちょっとでJR琴平駅に戻ってきました。
久々の自転車ツアーだったのですが、帰ってから筋肉痛でのたうちまわるとか、そういうこともなく過ごせてます。私の根性と体力も捨てたモンではありません(^^)v 風を肌で感じながらの移動は、ドライブにない魅力があります。おなかも空いて一石二鳥?!