我が家の食卓に欠かせないのがアルコール。米がなくとも酒はあり、週の半分はワインで晩ご飯。毎日のことなので、手頃な値段でコスパが高いものを見つけたら、即まとめ買い。平日は、私が作る料理に合わせることになるので、ワインも私の好みに引張られ、自然とローヌのものが多くなります。シラー種やグルナッシュ種を主体とした南仏産のワインは、力強く、果実味があり、若くても美味しく飲めるのが魅力。スパイスを効かせた料理、スペアリブなどの豚肉料理、内臓系の料理、パテ類にも良く合います。
スペアリブのグリル&ローヌのワインの組合せは、「急いで晩ご飯」の時の定番メニューの1つです。
●Cotes du Rhone Pignee de Raisins 2004
(Domaine GRAMENON)
DOMAINE GRAMENON(ドメーヌ・グラムノン)は、ローヌを代表するドメーヌの1つ。パーカー5つ星の生産者でありながら、お値段はお手頃なものからあるのが魅力です。
PIGNEE DE RAISINS は、GRAMENONの中でもカジュアルなタイプ。グルナッシュ90%、サンソー10%のグルナッシュ主体のワインです。色は鮮やかな赤色。木苺やさくらんぼのような赤い果実の香りに、ピンク・ペッパー系のスパイシーさ、ほのかな土っぽさが合わさった香りがします。果実味が豊かで、凝縮感のある葡萄の甘みとフレッシュな酸味が口中で広がります。若々しい果実の風味があるフルーティーな味わいながら、ボディーに厚みがあり、ガツンとした力強さもあります。
この日にあわせた料理は、ラルドと
キャベツと豚の白ワイン蒸。フルーティーな果実味とラルドのコク、スパイシーな味わいと、ねっとりとした豚の旨味と轢き立ての胡椒の香りが良く合います。口当たりの良さもあって、するすると滑るように飲めてしまうところが恐ろしい。最後まで気持ちよくすいすいといただけます。イベリコ豚で作ったちょっと田舎っぽくて、熟成した旨味のあるハム類との相性も良さそう。ワインの銘柄や作り手の名前がなかなか覚えられない私ですが、これはしっかりインプット。普段飲みワインとしては、コスパの高い1本です。さっそく相棒に買い足してもらいました。