せっかくの3連休。最後の日は時間をかけてじっくり煮込む料理を一緒に作りましょう・・・
休みの前から料理のレシピ本をあれこれ引っ張り出してきて、何を作ろう、どのレシピで作ろう・・・とそれだけで盛り上がれる幸せな私たち。牛ホホ肉の塊が手に入ったので、Boeuf Bourguignon(牛肉の赤ワイン煮込み)を作ることにしました。
●Boeuf Bourguignon (牛肉の赤ワイン煮込み)
①牛ホホ肉を5cm角にカットし、赤ワイン、オリーブオイル、薄切りのセロリ・玉葱、
微塵切りのニンニク・ローリエ・タイム・パセリ、黒胡椒で一晩マリネする。
②肉は水気を拭いてからバターで表面に焼き色をつけ、小麦粉を降って大鍋へ。
③マリネ液は漉してから沸騰させ、肉の入った鍋に入れたら
ブイヨンを肉がひたひたになるまで注いで、岩塩を加えて1時間煮る。
④鍋にカイエンペッパーを加えてさらに1時間半煮る。
⑤フライパンで、賽の目にカットした豚バラを炒めて取り出す。
⑥そのフライパンで小玉葱を炒め、砂糖を加えてグラッセし、胡椒を振る。
⑦その後、半分にカットしたマッシュルームを炒める。
⑧大鍋に、豚、小玉葱、マッシュルームを加え、さらに30分煮込んだらできあがり。
Boeuf Bourguignonは、フランス・ブルゴーニュ地方を代表する郷土料理。レシピは、基本的に、
お鍋でフランス料理―ビストロの味、田舎の味(パトリス ジュリアン 著)にならい、
お鍋でごちそう 煮込みとスープ(脇 雅世著)も参考にしました。材料を揃えて計量しレシピを読み上げるのが私、厨房で鍋を振るうのは相棒と役割分担はいつもと変わらず。レシピでは、牛
スネ肉となっていましたが、牛
ホホ肉を使用。マリネする時に、コニャックとエシャロットを使うことになっていましたが、これは省略してしまいました。
・・・という訳で、本日のメニューはこんな感じ
*ニンジンサラダ
*Boeuf Bourguignon
*チーズの盛り合せ
*赤ワイン
◎Boeuf Bourguignon (ブフ・ブルギニョン)
赤ワインでしっかり煮込んだお肉に、小玉葱、マッシュルーム、それに蒸したポテトを添え、見た目も豪華に仕上がりました。ほぼ24時間しっかりマリネしたせいか、お肉の旨味とワインが良い具合に合わさって、じわじわと染み入る美味しさです。じっくりコトコト煮込んだので、お肉はフォークでホロホロと崩れるくらいに柔らかく、文字通りとろける美味しさ。水分が少な目でもしっかり煮込めるのは「LE CREUSET」の鍋ならでは。如何なくその実力を発揮してくれました。買ってよかった(^^) ウマイウマイ・・・とあまりに美味しくて、その日の晩のうちに2人で肉500g分を平らげてしまいました。…恐ろしい。でもまた食べたい。
◎チーズの盛り合わせ・・・クリスマスの残りの総ざらえ状態です
オリヴェ・サンドレ(Olivet Cendre)・・葡萄の枝を燃やした灰の中で熟成させた白カビ。クリーミーで食べ易いけれど・・。
タレッジョ・・・イタリアのウォッシュ。熟成がかなり進んでいるので、匂いも味も個性的。相棒はすっかり警戒気味。美味しいのになぁ。
ミモレット…・カラスミのようなコクのあるハードチーズ。噛み締める毎に濃厚な旨味が口いっぱいに。やみつきになる味。
コンテ・エキストラ…独特のナッツ香と凝縮したミルクの甘味が楽しめるセミハード。
ミルドー (
大友チーズ工房)・・皮がウォッシュのような香りがするモッチリした食感のセミハード。穏やかな味わいの中に、しっかりとしたミルクの甘さとコクが感じられます。
レクタン・オールド (
大友チーズ工房)・・ヨーグルトのような酸味が個性的なレクタンを1年熟成させたもの。柑橘系の蜂蜜と合わせると、ミルクの甘さが引き立ちます。
きょうのBoeuf Bourguignonは、今まで相棒が作ってくれた料理のベスト3に入るくらい、ホント美味しくできました。だんだんシェフの腕を上げているのは、頼もしい限りです。残念だったのは、添え物のポテトかな(←私が担当)。やっぱりスーパーの安売りのジャガイモじゃ駄目ですね。水っぽくて味が薄い。蒸した後に、鍋で空煎りしたら少しは香りは立ったかな。ジャガイモは、ちゃんと産地と品種を選んで買わないといけませんね(反省)
*""*""*"""*'""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*"""*
お鍋でフランス料理―ビストロの味、田舎の味
パトリス・ジュリアン著の『LE CREUSET』の鍋を使ったフランス家庭料理のレシピ本。紹介してあるのは、オニオンスープ、ポトフ、オックステールの煮込み、牛肉の赤ワイン蒸、鴨のリエット・・・等々
寒い冬の季節にぴったりの素朴で温かみのある料理ばかり。煮込み時間こそかかりますが、高度な技術がなくても美味しく仕上がるようアレンジしてある優れものレシピが揃っています。下準備にかける一手間が、美味しさの決め手。ワインがあれば家庭でビストロ気分が味わえます。*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*