7日目(10/31・水)
サンセバスチャンの昼のバルめぐり。2軒目は、カウンターに作り置きのピンチョが並ぶタイプのお店ではなく、黒板メニューからオーダするバルに挑戦です。
●Borda Berri
訪れたのは、Sportと同じ通りの数軒先にある「Borda Berri」です。
こちらは、冷たいピンチョも温かいピンチョも全てオーダーしてから調理して小皿で提供するガストロパブ。
食べたいメニューのスペイン語はメモしていたので、なんとかなるさと、ひるまず店内へ。黒板の手書きのメニューは、バスク語交じりの書体で、解読には、多少難儀しましたが、黒板の中央よりやや下あたりのところでお目当ての品を見つけることができ、無事オーダー。ワインを飲みながら、出来上がりを待ちます。
●Carrilleras de ternera al vino tinto
最初の1品は、この店の名物である仔牛の頬肉の赤ワイン煮込みにしました。
マッシュポテトの上にじっくりと煮込んだお肉の塊がふたつ。€3.7の小皿料理でありながらも、お味は本格的。お肉は口に含むとホロリと崩れる、絶妙な口解けで、ぽってりとした滑らかなポテトと一緒にいただくと旨さ倍増。メインディッシュのミニチュアですね。赤ワインが進みます。
●Hongo Salteado con Dulce y Morcilla黒板のメニューを解読中に見つけたのが、Hongo(ポルチーニ茸)の文字。今が旬のポルチーニのソテーとモルシージャ(豚の血のソーセージ)の組合せとわかったら、頼まずにはいられません。ポルチーニは肉厚で香り良く、バスク版ブータンノワール的な豚の血の濃厚なソーセージとの相性もGood! €4以下でいただく料理のレベルではありません。唸る美味しさ。
サンセバスチャンのバルは、期待していた以上にレベル高し。滞在中、朝に昼に夜にと、楽しませてもらえそうです。ここは滞在中にもう1回訪れたかったのですが、ほかのお店も気になったり、胃袋の都合もあったりして、今回は再訪適わず。もっと丈夫な胃袋が欲しい。
★Borda Berri
Fermin Calbeton Kalea, 12, 20003 Donostia, Gipuzkoa