1ヶ月ほど前になりますが、宝塚大劇場の帰りに、石山で途中下車してイタリアン。訪れたのは、石山駅から徒歩数分の瀬田川の畔いにある「オステリアチエロアルト」です。
食前酒にカンパリソーダをもらって、本日のメニューの黒板を眺めながら、楽しい思案のひと時を過ごします。この日のオーダーは、
*食前酒:カンパリソーダ
*びわ湖のお魚のスープ
*ゴリの稚魚とツルムラサキのキタッラ
*仔猪のロースト、パンチェッタとドライトマトのソース ひよこ豆のペースト添え
*ワイン:
琵琶湖ワイナリー
浅柄野セミヨン
シャトーコートデビワ
*エスプレッソx2
●びわ湖のお魚のスープ
琵琶湖で獲れる季節の魚を使ったトマト味のスープは、この店の看板メニューのひとつ。いつの頃からか、訪れると必ず頼むメニューになりました。その時々で使う魚が違うので、魚の風味の生かし方や味わいも違うので、お皿が目の前に運ばれるまで毎回ドキドキ。この日は、残暑厳しい9月初旬。スープにはすり潰した小魚がたっぷり入っていて、ピリリとスパイシーな仕上がり。しみじみと美味しい。
自家製パンで丁寧にお皿をぬぐって、余すところなくいただきます。
●ゴリの稚魚とツルムラサキのキタッラ
派手さはないけれど、こちらもこの店の真骨頂ともいえる、魚の旨みを生かしたソースで和えたパスタ。稚魚ならではの繊細な香り、仄かな苦味、しっかりとした旨みが、じわじわっと口の中で広がって、口福。パスタは、もちっとした歯応えはもちろん、ソースとの絡み具合も良い按配。ワインも進みます。
●仔猪のロースト、パンチェッタとドライトマトのソース ひよこ豆のペースト添え
店を訪れる数日前に、店の
FACEBOOKに仔猪入荷のお知らせがUPされているのを見て、とても楽しみにしていました。仔猪は、骨周りの肉が、肋骨、皮、モモ肉に切り分けて、ヒヨコ豆のペーストの上に盛り付け、パンチェッタとドライトマトのソース、滋賀特産のししとうを添えてあります。モモ肉は柔らかく、仔猪ならではの優しいミルクの甘みがあり、皮の部分はコリコリと歯応えが楽しく、華奢な骨周りに付いた身は、文句なしにうまい。パンチェッタと、ドライトマトの旨味と酸味がアクセント。
食後酒でも飲みながらもうちょっとゆっくりしても良かったのですが、この日は、シェフお1人で店を切り盛りされていて、後からいらした他のお客さんの対応でとても忙しそうだったので、食後のエスプレッソで〆にしました。
次の宝塚公演の帰りにも、また立寄りたい。秋深まる頃になるでしょうか。
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●Osteria Chielo Alto (イタリアン)
住 所:大津市唐橋町7-41
電 話: 077-534-5588
最寄駅:JR「石山」駅より徒歩8分
備 考:支払いは現金のみ
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