12月28日(月)
8:52 新潟 →村上→ 12:11 鶴岡
旅の二日目は、酒田へ向かう途中、古伊万里を探しに鶴岡へ。村上から鶴岡へ向かう途中、暴風雪が吹き荒れ、町歩きなんてできるのかと心配したのですが、鶴岡に着いたら、風も止み、雪がちらちらと舞う程度になっていました。ありがたい。
●MILK
降り積もる雪を踏み分けながら、まず最初に訪れたのが、「古伊万里 磁器のパラダイス」出紹介されていたMILK。古伊万里に魅せられたご主人が営む喫茶店です。
お腹の具合がコーヒータイムというより、ランチタイムだったので、お店のメニューのナポリタンがこの日のランチとなりました。
お食事の後、店の奥のギャラリーを見せていただくことにしました。
壁には、古伊万里の手塩皿がたくさん飾られています。
ガラスケースには、猪口がずらり。全てご主人のコレクション。
どうしても手元に残したかった逸品揃いとあってどの染付も魅力的。
古伊万里ならではの色合いとか風合いとか間近で感じることができます。
蛸唐草のお皿が気に入ったのですが、残念ながら、売り物ではありません。
ご主人のいる時に、カウンターでコーヒーを呑みながら古伊万里談義ができたらきっと楽しいでしょうね。
●小野寺古美術
MILKから徒歩5分。川を越えた先の住宅街に「小野寺古美術」があります。
端正な佇まいの店構え。普段なら足を踏み入れる勇気がないのですが、旅先だとその1歩が踏み出せるものですね。店のご主人や息子さんもこの手の客の対応に慣れているのか、お話をする中で、こちらが求める類がわかると「それなら、〇〇さんに行かれるといいでしょう」と紹介して下さいます。心優しいご主人のお店でした。
●松永古美術
出入口となるガラス戸以外はシャッターをおろし、営業しているのかしていないのかわからない店構えで、ご主人もやる気があるのかないのかわからない感じでしたが、話好きで、鶴岡の古美術にまつわる人間模様をあれやこれやとおしゃべりしてくれて、方言でところどころ聞き取り難いところも相俟って面白い時間を過ごすことができました。いいなと思った器があったのですが、欠けていたのが残念。
●池徳古美術
鶴岡で古伊万里の手塩皿を求めた人の多くが訪れているのが、女主人が営む「池徳古美術」です。
小野寺古美術の若旦那さんが薦めてくれた通り、手頃な価格の手塩皿がここかしこの棚に並べてあります。我々のお財布でも買えそうだとなると、2人とも見る目が真剣に(^^) じっくり眺めて、江戸後期に作られたと思われる数点を買い求めました。
こちらが その戦利品。さっそく、日々の食卓で活躍しています。
雪は止み、電車の時間まで余裕もあったので、バスには乗らず、鶴岡駅まで20分程かけて歩いて戻ることにしました。
16:33 鶴岡 → 17:09 酒田
そして今宵の宿のある酒田へ。酒田も雪がたくさん積もっていました。駅前のホテルの入り口前がちょっとした坂になっていたので、カチコチに凍ったら滑りそう。気をつけなくてはと心に刻んだのでした。
つづく
+++++ マンホール チェック ++++++++++++
旅先の小さな楽しみの一つがマンホールチェック。鶴岡市で見たマンホールは、観光名所の「大寶館」を中心に市の鳥のツル、市の花のサクラを配したデザイン。