9日目(2015年4月24日)つづき
いよいよ明日は帰国となったNY旅行。レストランでの最後のお食事は、アメリカらしい料理にしましょうと、Upper Westのセントラルパーク近くにあるミシュラン1つ星のレストラン「Telepan」でいただくことにしました。
店の間口は狭いものの、奥行きがあり、ベージュを基調としたエレガントな空間に白いクロスのかかったテーブルが、ゆったりと配され・・・とここまでは、よくあるパターンなのですが、目を惹いたのは、壁に、色鮮やかな旬の野菜の写真の大きなパネルが何枚も飾られていたこと。NYで流行のFarm-to-table(地元でとれた旬の食材を新鮮なままテーブルに届ける)をコンセプトにしたレストランであることを強く印象づけます。
前菜とメインから好みの料理を1皿ずつ選ぶプリフィックススタイルのランチメニュー($28)からのオーダーとなりました。
*食前酒:アペロールx2
*SEASONAL VEGETABLES
*HOUSE-SMOKED BROOK TROUT
*GRILLED HANGER STEAK x2
*グラスワインx2
*エスプレッソx2
●SEASONAL VEGETABLES
こちらは相棒のチョイス。地元NYで採れる新鮮な厳選食材を使った季節野菜のお料理。運ばれてきたのは、目にも鮮やかな、春らしい1皿。そら豆とプティポア、グリーンアスパラガスと緑野菜をフレッシュハーブとマリネしてあります。添えてあるのは、ヒヨコマメのフライ(ファラフェル)。とにかく野菜が美味しかったとのこと。
●HOUSE-SMOKED BROOK TROUT
私は、NYだから鱒を食べなきゃと、鱒のお料理を。パンケーキ風のブリニの上に、程良くスモークされた鱒が盛られ、シブレットを添えてあります。鱒の塩加減、燻製香が、ブリニの仄かな甘みと良く合って、美味。サワークリームのコクと酸味を合わせるとなお良い感じ。素朴だけど、完成度の高いお料理。
●GRILLED HANGER STEAK
メインは二人とも、ハンガーステーキをミディアムレアで。ほうれん草のソテーの上に、鮮やかなロゼ色に焼き上げたハンガーステーキが盛られ、ガーリックポテト、キャラメリゼした玉ねぎが添えてあります。ハンガーステーキは、サガリ(ハラミ)の部分の、脂分が少ない弾力のある赤身。柔らかくて肉汁をたっぷり湛えていて、噛みしる毎に凝縮感のある赤身の旨みが広がります。添えているほうれん草も味が濃くしっかりしていて、野菜もちゃんと美味しい。 大満足。
食後のデザートはパスして、エスプレッソで〆。どの料理も、上質の食材を使い、完成度は高く、さすがミシュラン星付のレストランといった感じ。サービスはエレガントかつ温かみがあり、店内は、落ち着いた時間が流れています。平日の昼は、ビジネスランチの客と、ご近所に住んでいる高齢の常連客が静かに食事を楽しむ姿が見られました。心地良い空間で、昼からワインを飲みながら、優雅なランチを楽しむことが出来ました。ご馳走様でした。
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●Telepan(アメリカ料理)
住 所:72 West 69 Street • New York, NY 10023
電 話: 212-580-4300
最寄駅:地下鉄「66 St - Lincoln Center」駅(1線)
備 考:クレジットカードの使用可
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