4日目(2015年4月20日) つづき
メトロポリタン美術館で美術鑑賞した後は、映画のロケ地巡りを楽しみました。
●The Temple of Dendur(デンドゥール神殿)
映画『恋人たちの予感』で、サリー(メグ・ライアン)とハリー(ビリー・クリスタル)が、友人として会って会話をしていたのが、メトロポリタン美術館の1階北側のエジプト美術のエリアにあるこのデンドゥール神殿。
この日は雨ということもあって、窓ガラスは曇っていて外の様子は見えませんでしたが、映画では、ガラス越しに見えた真っ赤に紅葉した木々がとても綺麗でした。
美術館を出て5th Avenueを渡って南へトコトコ歩いて、玄関前のテント傘のような屋根に「995」とある建物の前へ。
ここから振り返った風景がこんな感じ。
映画『マンハッタン』でメリー(ダイアン・キートン)がエール(マイケル・マーフィ)から別れ話をされるCafeのシーンは、メリーの背後の丸い柱が並ぶ建物から推測して、このあたりで撮影されたのではないかと。
雨が止んだので、セントラルパークを横断する79th Streetを走るB79のバスでUpper West Sideに移動することにしました。
●Zabar's
訪れたのが、NYを代表する老舗スーパーZabar'sです。食品や惣菜コーナーは充実していて、2階のキッチン用品は品揃えも豊富。ワクワクしてしまいます。
映画『マンハッタンでは、アイザック(ウディ・アレン)がトレーシー(マリエル・ヘミングウェイ)と買い物する場面に登場。映画「ユー・ガット・メイル」では、買い物中にジョー(トム・ハンクス)を見かけて動揺したキャサリン(メグ・ライアン)が、間違って現金専用のレジに並んでしまい、ジョーの機転で助けてもらったのがここでした。
我々は、ニューヨーカーを真似て、ここのデリでサンドイッチを作ってもらうことにしました。パンは何にするか、焼くのか焼かないのか、具はどれにするか、マヨネーズやマスタードは塗るのか、ピクルスはどうするか・・・なとなと矢継ぎ早に聞いてくるので、あたふた。パンはライ麦パンを焼かずにそのままで、マヨネーズはなしでマスタードだけにして、具はパストラミビーフにしました。パストラミビーフをギュウギュウにたっぷり挟んだサンドイッチはアルミホイルでぐるぐる巻きにされてから、包丁で半分にカットされ、さらに紙でぐるぐるに包まれ、手渡されました。ひとつひとつが面白い。苦労して買ったパストラミサンドは、オペラ前の軽食としてホテルの部屋でいただきました。大変、おいしゅうございました。思い出の味。