5日目(2015年4月21日) つづき
お天気が良いので、ダウンタウンの西側のWest Villageに移動し、歴史ある閑静な住宅街を散策することにしました。
St. Luke’s Place
7th AvenueとHudson Streetを結ぶ短い通りには、瀟洒なレンガ造りの住宅が並んでいます。
その美しい町並みから多くの映画のロケ地としても使われ、オードリー・ヘップバーン主演の映画『暗くなるまで待って』も、この通りで撮影。
アーチ型の装飾や玄関に続く階段が、荘厳かつクラシカルな佇まい。
Morton Street
19世紀のNYの商人ジョン・モートンにちなんで命名されたMorton Streetは、Bleecker Street から Hudson Streetへ抜ける小路。
ブラウンストーンやレンガ造りのアパートが並ぶ、静かで落ち着いた雰囲気
広くてまっすぐな道が多いマンハッタンでは珍しく、ゆったりとしたカーブの道。移民時代に開拓されたこのエリアは、狭くて入り組んだ小路が多いのが特徴。
当時の名残を残す小路をまっすぐに横切るBedford Street
Commerce Street
1840年代の古い住宅が並ぶCommerce Street。当時の町の名士たちが住居を構えました。
この住宅は1841年に
醸造家のアレクサンダー・マクラクランが建設。
通りの奥の2軒は、アイルランド出身の百貨店王アレクサンダー・T・スチュワートが1844年に建設。
2つの建物が90度に向かいあって建ち、道路もL字型に曲がっています。
Grobe Street
お洒落なレストランが並ぶGrobe Street。玄関が道階階段の上にあるのは、馬車を使っていた時代の名残。
Grove Court
Grove Streetの中でも特にロマンティックな雰囲気漂うのが、19世紀半ばに建てられた住宅群Grove Court。短編小説作家オー・ヘンリーの代表作「最後の一葉」は、この場所が舞台となっているそうです。
私有地なので、中に入ることはできませんが、門の隙間から、美しい庭の奥に佇む、蔦のからまる優美な住宅を見学。
地下鉄「West4 Street」駅(A/B/C/D/E/F/M線)をスタートして、地下鉄「Christopher Street」駅(1線)まで、およそ1時間程のWest Village散策でした。