2年半ぶりに、自転車ツーリングに汗を流したこの日。走行距離は、46km程度だったのですが、久々に乗ったロードに慣れるまで緊張しまくり・・・ということもあり、疲労困憊。夜は外食とさせていただきました。・・・という訳で、訪れたのが、東区泉にあるイタリアンのお店「
VINI DEL VOTTEGON」です。
訪れたのは18:30過ぎだったのですが、テーブルは満席状態。休日は、みなさんスタートが早いんですね。とりあえずカンパリをもらって、今宵のオーダーを決めます、アラカルトのメニューは1皿2名様仕様。シェアが基本となっています。
*食前酒:カンパリソーダx2
*生ハムの盛り合わせ
*長崎県 けん烏賊と秋野菜のソテー
*仔鹿ランプ肉
*やんばる豚とポルチーニのリゾット
*ワイン:LUCENTE 2006 TOSCANA
*食後酒:グラッパx2
*ソルベx2
*エスプレッソx2
●生ハムの盛り合わせ
グループ客も多く、大変な混雑の時に、時間のかかる料理ばかりオーダーした私たちに 「料理がご用意できるまでしばらくお時間がかかるので、こちらを食べて待ってて下さい」と運ばれてきたのがこちらのお皿。生ハム、生サラミ、自家製ハム、オリーブ・・・あまりにゴージャスな差し入れに、恐縮しきり。
●LUCENTE 2006 TOSCANA
ワインはリストはなく、好みと予算を伝えて選んでもらうというスタイル。この日は、ちょうどこれから開けるというマグナムボトルのワインから、通常サイズのボトル1本程度の量を飲ませていただく・・・という、いかにもイタリアンな仕切り。10数年前のフィレンツェの食堂での一コマを思い出しました。
●長崎県 けん烏賊と秋野菜のソテー
料理は1人分ずつ盛り付けて供されます。イカ、椎茸、オクラ、ズッキーニ、しし唐、ナス、パプリカのソテーにクレソンがトッビングしてあります。イカは、お刺身のようなフレッシュさを残した仕上がり。ソテーした野菜の甘みを酸味の効いたソースが引き立てます。
●仔鹿ランプ肉
仔鹿のランプ肉は、ローストと煮込みとなって供されます。ローストは、仔鹿ならではの繊細で穏やかな旨み、草の香り、ほんのりとした鉄分が感じられ、柔らかなモモの肉のを煮込みはとろとろに柔らかく、穏やかながら滋味溢れる味わい。
●やんばる豚とポルチーニのリゾット
今宵は、メインが先で〆ごはんという流れで。リゾットは、ポルチーニだけでも作っていただけるとお聞きしたのですが、豚と組合わせることにシェフの意図を感じたので、今回は、メニュー通りでいただくことにしました。目の前にお皿が置かれた瞬間ポルチーニの芳しい香りと、豚の甘やかな香りのハーモニーにうっとり。そして何より、リゾットの仕上がりが、パーフェクト。スープを吸収した米粒は、ぷっくらしていて、粘らず、クリーミーで、アルデンテ。香り良く、味もいい。こんなにきちんとアルデンテな仕上がりのリゾット、久々に食べました。日本で食べたリゾットの中で3本指に入るかも。口福至極。完璧なリゾットが近所で食べることができるなんて!! 嬉。
食後にシェフとお話しする時間があってお尋ねしたところ、米は、イタリア・ピエモンテのヴェルチェッリ産の有機栽培のカルナローリ米で、イタリアでも品質の良さで評判のアクエレッロ社(ACQUERELLO)のものを使用しているそうです。目の前に並ぶ缶がそうだったんですね。帰って調べてみたら、カルネローリの中でもリゾットに向いたお米なんですね。素材はもちろんですが、シェフの腕とセンスがあってこその、この絶妙な仕上がりじゃないかと。再訪の際、リゾットは外せない。メモメモ。
私たち的には、いつものペースでのんびり食事が出来て良かったのですが、オーナーが「きょうは本当にお待たせして・・・」と一口サイズのソルベを食後に出してくださいました。となると、やっぱりグラッパですよね。琥珀色の熟成したグラッパの、香りを楽しみながら、美味しかった食事を反芻。そして、〆の締めは、エスプレッソで。
こちらへは、今回初めて訪れたのですが、にこやかにフロアを仕切るオーナーソムリエさんとコミュニケーションが取れ、心地良く適な時間を過ごすことが出来ました。もちろん、料理は美味しく、CPも高し。ご近所なので、機会を見つけて再訪したいところです。
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●VINI DEL VOTTEGON(イタリアン)
住 所:名古屋市東区泉2丁目21−3 司ビル1F
電 話:052-935-5222
最寄駅:地下鉄「高岳」駅徒歩5分
備 考:クレジットカードの使用可
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