名古屋に戻ってきて1週間。大阪の味がまだ恋しくて、今年の結婚記念日は、名古屋で浪花料理を食べさせてくれる久屋大通の「ふじ原」でお祝いしました。
*日本酒:(冷酒)まつもと (燗酒)白鷹x2 大那x2 房島屋
*お通し
*お造り:カツオ、アオリイカ、金目焼き造り
*甘鯛の若竹蒸
*蓮根饅頭
*小鮎塩焼き
*ホワイトアスパラの素焼き
*鯛ワタ
*イワシの塩焼き
●お通し
八寸のようなお通しは、こうなご釘煮、あん肝しんじょ、切り干し大根のハリハリ漬、筍の木の芽和え、白瓜カミナリ巻。まずは冷酒でスタートします。
●お造り
初カツオ
初カツオならではの淡い色合いの厚切りのお刺身。この時期のカツオは、さらっとした脂と上品な旨みがあって、脂ノリノリの戻り鰹とは違った美味しさがあります。個性豊かな薬味たち(茗荷、大葉、生姜)の清涼感と香りと良く合います。
アオリイカ
今が旬のアオリイカ。肉厚で弾力があり、甘みたっぷりで美味。イカ好きを魅了。
金目鯛
鮮やかな赤色の皮とピンク色の身が艶やかな金目鯛。皮目をさっと炙った焼き造りになっています。皮の香ばしさの後から、皮と身の境の脂の甘みが舌の上でさっと溶ける感じが素敵。皮を炙ることによって、香りと旨みがグット増す感じ。お酒は燗に切り替えます。
●甘鯛若竹煮
甘鯛と筍という、私が好きな春の食材同志を組み合わせた1品。大きな甘鯛の切り身を刻んだ筍と若布と一緒に炊いて、木の芽をあしらっています。甘鯛の甘さに筍の香りが移り、両者の旨味を吸った若布と一緒にいただくと、口の中が春爛漫。
●れんこんまんじゅう
蓮根饅頭は、オクラと刻み海苔を添えて、お椀で供されます。すりおろした蓮根のお団子はふんわりもちっとした食感。上品なお出汁の餡とからんで美味。
●小鮎塩焼き
小鮎が黄金色に輝く絶妙な焼き加減で供されます。焼き立てを頭から齧りつきます。小鮎ならではの独特の香り、仄かな苦み、繊細な旨味が、じんわりと広がります。自然と盃に手が伸びて、すーっと一杯。ウマい!塩焼きと天ぷらにするか迷ったのですが、塩焼きにして大正解。頭から尻尾の先まで、骨ごと丸ごと、独特の食感も含めて、小鮎を堪能。お酒が進みます。
●ホワイトアスパラの素焼き
カウンターに、鎮座していた丸々太った立派なホワイトアスパラガスが気になって、気になって。素焼きにしてもらうことにしました。食感が柔らかく、その独特で繊細な苦味のある穂先。シャキっとした歯触りで瑞々しい甘さの根元。どちらも魅惑的。
●鯛ワタ
お酒が残ったので、鯛ワタを肴に一杯。鯛の内臓で作った塩辛です。口に含むと、濃厚な旨味と甘みがすっと広がり、微かな磯の香りが余韻として残ります。
●イワシの塩焼き
大将が、最後にサービスで出してくれたのがイワシの塩焼き。これがね、素材の良さはもちろんだけど、焼き加減が素晴らしくて、もう美味しくて、美味しくて。お腹一杯ごちそう様でした。
この日は、13回目の結婚記念日。相棒の単身赴任生活も終わり、2年ぶりに2人揃って名古屋で暮らすことになりました。ちょっと離れていただけど、何だかちょっと新鮮な気分で、結婚生活14年目に突入。この1年もお互いが健康で、毎日笑って食卓を囲めますように。
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●ふじ原(浪花料理)
住 所:名古屋市東区泉1-14-23 ホワイトメイツ 2F
電 話: 052-959-5513
最寄駅:桜通線「久屋大通」駅より徒歩5分
備 考:支払いは
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