フランスの匂いがする料理を食べさせてくれる
Cochon Roseで久々にディナーを満喫しました。
こちらは、基本アラカルトの店だったのですが、予約の電話をした際、シェフおまかせの5000円のコースのみに変わっていることがわかりました。少し迷ったのですが、せっかくなので、出かけてみることにしました。どういうスタイルで料理を出すようになったのかな・・と店をお訪ねしたら、シェフがこちらのことを覚えていてくれて、「以前からのお客さんには、アラカルトでも料理を出します。前回、頼んでいただいた豚足のガレットもご用意できますし・・・。」とのこと。それならば・・・とお言葉に甘えて、この日用意できる料理の中から、2皿ずつオーダーを。
*食前酒:シェリーx2
*豚足・塩漬け豚のガレットパネx2
*フランス産鳩のローストx2
*デザート:ショコラテリーヌ、アナナスのコンポート
*ワイン:Cotes du Rhone Villages Rouge 2004 Cuvée " 3 Cépages "
Domaine Les Aphillanthes
*エスプレッソ x2
●豚足・塩漬け豚のガレットパネ
ここに来たら、店の名前ともなっているCohon(豚足)を使った料理をいただきたい。豚足と塩漬け豚をじっくり煮込んでバラしてからまあるく成形して、カリっと芳ばしく焼き上げたガレット、これが特に美味。3種類のマスタードとレモンを添えて供されます。この芳しい香り、たまりません!こんがり焼けたバレットに、ナイフを入れると、コラーゲンたっぷりのとろとろのお肉が、こんにちは。熱々のところを齧ると、パリッとした食感とともにねっとりとした豚の旨みが舌にとろりと絡みつき、悶絶。これこれこれ。豚の旨みがギュギュッと詰まっていて、豚好きを魅了。胡椒の香りがアクセントになっています。レモンをキュっと絞り、マスタードをつけ、酸味を加えていただいてもまた美味。大満足。
●フランス産鶏のロースト
メインは、鳩のロースト!キノコのソテーを添え、薫り高い一皿に仕上げてあります。ナイフでカットすると中は濃いロゼ色。とても素敵な焼き加減。肉は弾力があり、鳩ならではの鼻腔をくすぐる独特の香りと、芳醇で複雑な旨みが味わえます。鳩の旨みを凝縮したフォンを煮詰めたソースと、添えてあるキノコとルコラの香りが野趣を添えています。骨周りのお肉もしっかりしゃぶりつくして、ごちそうさまでした。
●ワイン
本日のワインは、シェフが選んで下さったワインの中から、私が好きなローヌのものをチョイス。グルナッシュ、シラー、ムールヴェートルとローヌの代表的な品種が主体のCotes du Rhone Villagesす。南仏の太陽の日差たっぷり浴びた葡萄ならではの凝縮感のある味わい。濃厚で力強さがあり、きょうのお料理との相性もGoodでした。
●デザート
本日は、食後酒ではなく、デザートにしてみました。相棒がショコラテリーヌで、私はパイナップルのコンポート・ホワイトチョコレートアイス添え。濃厚なショコラのテリーヌに、ショコラ好きの相棒もご満悦。甘酸っぱいパイナップルとホワイトチョコという組み合わせも爽やかで、美味しかった食事の〆にぴったりなお味でした。
久々に訪れましたが、ここの料理はやっぱり好きだな。シェフが作る料理には、センスの良さと、パリの匂いを感じます。ガツンとしているけれど、繊細さがある・・・そんな感じかしら。以前いらしたスタッフの姿はなく、アルバイト君が1人いるだけで、料理を作るのも、サーブするのも、ワインを用意するのも基本シェフお1人という感じだったのですが、料理の出てくる間合いが、実にいいんですよね。今は、何らかの理由で、5000円のコースのみというスタイルにしているけれど、シェフの理想はもっと違うところにあるのかな・・・なんてちらっと勝手にそう思ってしまいました。帰り際に「アラカルトでもお料理出しますから、また是非。」とおっしゃって下さいましたし・・・。ブログを見直したら、
前回も似たようなオーダーをしていることに気づきました。ここではいつもこんな食べ方をしていたんだな・・。なんだかわかりやすい私(たち)なのでした。
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●Cochon Rose (フレンチ)
住 所:大阪市中央区谷町3-2-15松本ビル1F
電 話: 06-6943-1407
最寄駅:地下鉄「谷町4丁目」2番出口より徒歩1分
備 考:クレジットカードの使用可
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