名古屋在住の私にとって、フグは、1シーズンに1度は食べたい、憧れの食材だったりするのですが、大阪では、冬に食べる鍋=てっちりなんですね。なので、魚屋の店先には、丸々としたフグが並んでいるし、庶民的なフグ料理屋さんも色々とあります。近所にある「ふぐの神」という庶民的なフグ屋さんに行ってまいりました。
座敷席では、先客が賑やかに、鍋を囲んでらっしゃいます。我々は、ベーシックの「ふぐの神セット」に白子を追加することにしました。お酒は、もちろん、ヒレ酒です。
*ふぐの神セット(湯引き、てっちり、てっさ、雑炊、デザート)
*白子醤油焼き
*ヒレ酒
お食事は、自家製ポン酢で合えて、刻み葱をのせた湯引きでスタート。皮の部分のコリコリ感を愉しみながら、ヒレ酒を。こちらのヒレ酒、味が濃くて、風味があって、何杯でも注ぎ酒ができてしまいそうです。
てっちりは、1人前ずつ盛り付けて出してくれます。自分のペースで食べられるのがいいですね。薬味の葱は刻んであります。このスタイル、関西では定番なのかな。 酸味がまろやかなポン酢にもみじおろしを少し混ぜていただきます。
そしてメインのてっちりの具が大皿で出てきます。これで2人前。ボリューム満点。具は、フグのほか、白菜、椎茸、水菜、豆腐、マロニー。骨のある身を鍋に投入して煮立ってから、野菜を少しずつ加えて、煮えばなからいただきます。フグは身もたっぷりついていて、食べ応えあり。お酒も進みます。
〆の雑炊は、客が自力で作るスタイル。どんぶりのご飯と生卵と薬味がテーブルにポンと置かれ、お店の方は去っていきます。さて、どうしよう。隣のテーブルでは、汁は煮詰めるか、煮詰めないか。米はさらさらがいいか、おじや状がいいか。溶き卵の入れ方、入れた後、蓋をして余熱で火を通すか、火はつけたままにするか。卵はご飯やスープと混ぜあわせるか、かき混ぜないか・・・等々で、喧々囂々。その会話を聞いているだけで楽しい。笑って聞いていたのですが、相棒と私も、やろうとすることが若干違うことが発覚。結局、ご飯はさらさらで、鍋の卵はかき混ぜないスタイルに落ち着きました。普段着で大笑いしながら食べるフグというのもアリですね。ちゃんとした店の1人前以下の値段で、2人でお腹一杯楽しめるのは魅力。まだまだ寒い日が続くから、もう1回くらいフグもありかな?
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●ふぐの神 (ふぐ料理)
住 所:大阪市北区長柄中2-5-39 シャトー第一マンション1F
電 話: 06-6356-0560
最寄駅:地下鉄「天神橋筋六丁目」駅 徒歩5分
備 考:クレジットカードの使用可
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たらふく食べた帰り道、扇町公園を走る、見慣れない生き物が・・・。追いかけて、正体を探ったら、どう見てもアライグマにしか見えないんですが、君、どこから来たの?