とある週末の夜。大阪駅のイルミネーションを楽しんでからディナーを。
訪れたのは前々から気になっていたスペイン・バスク料理の「
AMA LOR」です。メニューも本日のお薦めの黒板も、どれも美味しそうで、悩む、悩む。でも、こういう悩みは大歓迎。
食前酒:パチャラン
Amuse:オリーブ&アンチョビ
*スペイン産塩ダラのオムレツ
*バスク地方 トロサ村特産黒豆の煮込み キャベツと自家製モルシージャ添え
*マグロ頬肉の炭火焼 ビルバオ風
* 国産黒毛和牛ランプ肉の炭火焼 レストラン“ネバタ”風
*Goxuas ラム酒のケーキ
*ガトーバスク サクランボのソルベ添え
*ワイン:Alberdi Viña Alberdi‘06
*エスプレッソx2
パチャランは、すももを使ったアニス系のリキュール。すっきり爽やかな飲み心地で、初夏や、冬に暖かい部屋で飲むにも良さそう。私には物足りないくらい薄まった水割だったのがちょっと残念。次回からは、好みをお伝えしよう。アンチョビ詰めのオリーブが、早くワインを・・と呼んでいる。
●スペイン産塩ダラのオムレツ
トルティージャとあったから、しっかり固いものが出てくるかと思いきや、熱々のふわふわの卵焼きが登場。スペイン風出し巻きですね、これは。玉葱のソテーの甘み、チョリソーの辛味、塩ダラの旨みと塩気が渾然一体となっていい按配。
●バスク地方 トロサ村特産黒豆の煮込みキャベツと自家製モルシージャ添え
ここに来たらどうしても食べたかったのがこちらの豆料理。バスク地方 トロサ村特産の黒豆の煮込みの入った深皿に、茹でたキャベツ、自家製モルシージャ(血の腸詰)、チョリソー、カールックを盛った皿を添えて供されます。最初は豆そのままを楽しみ、次はキャベツと楽しみ、モルシーじゃを溶いたのと合わせて楽しみ・・・合わせる具によって七変化。これは面白い。カールックという青唐辛子の酢漬けがいい仕事してます。具合が悪い時に食べたら元気になりそう。穏やかで地味溢れる味わい。好み。この日選んだリオハのワインとも好相性。
●マグロ頬肉の炭火焼 ビルバオ風
バスクを代表する港湾都市ビルバオの名前がついたお料理。ビルバオ風というのは、焼いた赤ピーマン、黄ピーマンをニンニク、唐辛子、オリーブオイル、シェリービネガーで和えたソースのこと。炭火焼したマグロ頬肉の塊にジャガイモのソテーとビルバオソースをのせて、供されます。マグロはいい焼き加減で、パプリカの甘みとシェリービネガーのまろやかな酸味が合わさったソースと良く合います。この合わせ方、家でもちょっと試したい。
● 国産黒毛和牛ランプ肉の炭火焼 レストラン“ネバタ”風
シェフがスペインで修行した「ネバダ」というレストランのスペシャリテ。炭火焼には、赤茶色系のソースではなく、マッシュルーム入りのホワイトソースがかかり、じゃがいものフリットが気前良くたっぷりと山盛りにして添えてあります。お肉にナイフを入れると肉汁がジュワっ。ホワイトソースにこの肉汁が加わって、味が完成する感じ。肉との相性も宜しく、肉の旨み、香ばしさを引き立てます。
●デザート
食後は、もちろんデザートもいただきます。私は、ゴシュア、相棒はガトーバスク。私は、ゴシュアは、ラム酒でしっとりさせたスポンジケーキとカスタードクリームを何層にも重ねたデザートで、ラム酒でしっかり効いているのが嬉しい。ゴシュア「Goxuas」とは、バスク語で美味しいのという意味なんだって。納得。相棒が頼んだガトーバスクに添えてあるソルベはキリリと酸の旨みがを生かしたお味だったそうです。お互い良い選択をしたのではないかしら。
ここは、かなり好きかも。気取りのない雰囲気で素朴なバスク料理が楽しめるお店。お酒の種類も多いし、スペインチーズもちゃんとある。その日の気分とお腹の具合でどういうオーダーも出来そうだし、こういう店ならシェアが基本でもいいのかな・・と。色々と気になる料理もあるので、金曜日に早く大阪入り出来る時にでも、また再訪したい。
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●AMA LOR (スペイン・バスク料理 )
住 所:大阪市北区堂島2-1-16 フジタ東洋紡ビル1F
電 話: 050-5798-8373
最寄駅:地下鉄四つ橋線 西梅田駅 徒歩5分
備 考:クレジットカードの使用可*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*