<竹田城のおさらい>
竹田城は、天空の城の異名をとる竹田城は、虎臥山の山頂に築かれた、曲輪のすべてを石垣で取り囲んだ総石垣の城郭です。縄張りの中央には、天守台のある本丸。その周囲に平殿、奥殿、花屋敷を配し、北(写真では右)に向かって二の丸、三の丸、北千畳、南(写真では左)に向かって南二の丸、南千畳と、鳥が双翼を広げたように配していて、近江の穴太衆が積んだ「穴太積」の石垣でぐるりと取り囲んだ作りになっています。
北千畳入口から段差のある石段を登るとすぐに
大手門跡があります。麓の登城入口からここまで、徒歩25分。ふぅ。
(2人足して100歳になる夫婦が、ごく普通の装備に歩いた時間)
大手門は枡形虎口になっています。大手門の脇(写真左手)には登城者を見張る「見付櫓」の跡があります。写真右手は三の丸櫓跡。
大手門を抜けると北千畳曲輪という広い曲輪があります。
北千畳から弐の門跡と二の丸、本丸、天守台を望む。
三の丸へ向かいます。
三の丸から城下を眺望。
弐の門を通り抜けて、
二の丸へ。天守台のある本丸の石垣が見えてきました。
二の丸から三の丸、北千畳へと続く曲輪群を振り返って
二の丸から見た南二の丸、南千畳へと続く遠景
天守台のある本丸へ向かいます。
本丸
天守台には、梯子のような細い階段があるだけ。上り下りは1人ずつしかできません。譲り合いながら天守台へ。
天守台から、先程通過した二の丸を見下ろして
天守台から、これから向かう南側の曲輪群を眺望。本丸から南二ノ丸、南千畳曲輪へと続きます。良く見る写真は、ここから撮っているのかな。竹田城跡のスケールが実感できるアングル。絶好の撮影スポットです。
本丸の周りには、平殿、奥殿という帯曲輪が囲んでいますが、本丸虎口から平殿にかけての石垣が修復中。
通行規制で通れないため
二の丸に戻って、本丸の北側の奥殿側を通って南二の丸へ向かうことに。
奥殿から下に見えるのが花屋敷。草刈をしていました。
櫓跡や門跡を通過して、南二の丸への入り口へ。
天守台を見上げながら
南二の丸へ。
南二の丸から見る本丸と天守台の石垣。
さらに移動して、南の端にある南千畳から、本丸方向を撮影。
手前に見えるのは、南二の丸との境にある南千畳櫓跡の石垣。正門という立て札が立っています。
その西脇には搦手口(裏口)跡が残っています。
南千畳は城内で一番広い曲輪で、たくさんの瓦片が散らばっています。
つい持ち帰る人がいるのでしょうか。「石や瓦を持ち帰らないで下さい」の立て札が立っています。
最後にもう一度天守台に登って、南方向の曲輪群をパチリ。好きだな、この風景。
時刻は、11時10分。下山して、少し早めの昼食といたしましょう。