1日目(12月29日)
5:00 大阪 → 西明石 → 姫路 → 糸崎 →11:30 広島
1日目は、大移動。大阪を起点に、西へ西へと目指します。18きっぷの楽しみの1つが、途中下車ごはん。この日のランチは、広島でお好み焼きを。いつもは、駅から歩いて15分程の住宅街にある『いっちゃん』へ行くのですが、今回は、駅のすぐ南西にある郵便局の裏路地を探索することに。
◆大福
狭い路地に、食堂や居酒屋、ラーメン屋などの飲食店が点在する昭和を感じさせる一角にお好み焼き屋さんが並んで2軒。『ゆうゆう』と『大福』です。我々が入ったのは、写真左手の『大福』です。暖簾をくぐって引き戸を開けると目の前がカウンターで、椅子席が10もあったかしら。昔ながらの小さな小さなお店です。プレーンな「そば肉玉」にイカを加えた、「そば肉玉イカ生入り」(1枚600円)を注文。生ビールを飲みながら焼き上がるのを待ちます。
鉄板に薄く生地をのばしてから、その横で炒めた麺を乗せ、鰹節、キャベツ、カス、イカ、薄切り豚を盛り上げて、ひっくり返してから重石を載せて数分。卵を割ってのばした上に移動して出来上がり。仕上げに、おたふくソース、青海苔に加え、ガーリックパウダー、胡椒、一味を気前良くたっぷりふりかけてスパイシーに仕上げるのがこちらの特徴。直接鉄板からコテを使っていただきます。キャベツの存在感がなく、B級テイスト漂うジャンキーな具合が、ビールに合う。広島のお好み焼きも色々なスタイルがあるんですね。面白い。サクっと食べて、ご馳走様でした。
12:33 広島 → 岩国 → 下関 → 小倉 → 18:39 博多
広島から、明日訪ねる平戸のおさらいをしながら、西へ西へと列車移動。夕食は、博多で途中下車して、モツ鍋いただくことにしました。
◆牛もつ鍋料理専門店 みやもと
訪れたのは、前回の博多出張の際にフラれて悔しい思いをした、祇園の『牛もつ鍋料理専門店 みやもと 』です。今回は、ちゃんと予約をしてからの来店。広島での滞在時間を短くする努力をしたのは、このためでした。
渋い暖簾をくぐると、年期の入った空間に元気なおばあちゃん3人。店にメニューはなく、あるのは、モツ鍋のみ。席に座ると自動的に鍋が2人前出てきます。鍋の中身は、醤油ベースのスープに、牛モツ、ニラ、ニンニクみ。モツは、小腸、ハツ、センマイ、ミノ等々、色々な部位が入っているのが嬉しい。臭みはなく新鮮そのもので、どれも程よい弾力があり、食感も、プリプリ、コリコリと楽しく、噛み締める毎に肉の甘みがじんわり。これは、ウマイ!ウマすぎる!
周りのお客さんの様子を観察していると、追加分から、キャベツ、豆腐、ちゃんぽんなども一緒に注文することができるよう。我々も、早速、キャベツ、豆腐、モツ鍋を2人前追加。程なくして、新しい鍋で運ばれてきて、古い鍋に残ったスープを加えて、コンロへ。いい按配にグツグツ煮えてくるまで焼酎をグビ。キャベツの甘みがモツとの相性がよろしく、ウマイウマイと、さらに2人前追加。まだまだ先があるのに、焼酎もおかわりした上、2人で6人前も平らげてしまいました。いい大人がすることではありませんが、美味しいものを美味しく食べられるうちに食べておきたいお年頃でもあります。(・・・と言い訳) 予約してでも再訪したいお店です。来て良かった。
20:23 博多 → 鳥栖 → 早岐 → 23:04 佐世保
ライトアップされた博多駅をあとにして、佐世保を目指します。乗換えが2回あるので、寝過ごしたら、佐世保までたどり着けません。こういう時のために、サクっとスイスイ読める和田はつ子著は欠かせません。今回は新作「冬うどん 料理人季蔵捕物控」を持参。
大阪を出てから18時間少々。無事、佐世保に到着。長い長い1日でした。
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●大福(お好み焼き)
住 所:広島市南区大須賀町12-7
電 話:082-264-4793
最寄駅:JR「広島」駅 徒歩3分
備 考:支払いは現金のみ。
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●牛もつ鍋料理専門店 みやもと (モツ鍋)
住 所:福岡市博多区冷泉町8-2
電 話:092-271-1343
最寄駅:JR「博多」駅 徒歩20分 地下鉄「祇園」駅 徒歩5分
備 考:支払いは現金のみ。
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