3日目 11月5日(土) つづき
香港最後の夜は、ワインを飲みながら、ゆっくり落ち着いて食事をしましょう・・・と、訪れたのが、Renaissance Harbour View Hotel 3階にある滿福樓 Dynastyです。広々とした、眺めの良い、綺麗な店内で、質の高い広東料理と、素朴な田舎料理を満喫しました。
「2人の時は3品まで」の誓いを最終日にしてようやく実践。
*寿眉茶
*化皮焼乳豬件&脆皮焼腩肉
*白鷺雲呑浸時蔬
*羊腩煲
*BELINGER Carbenet Sauvignon
土鍋料理が2つ入っている・・・というのはご愛嬌ということで(^^;;
●化皮焼乳豬件&脆皮焼腩肉
まずは、広東料理の定番のローストものを盛合わせで。
広東料理のローストは、皮のパリパリ感が命。我々が選んだのは、仔豚の皮のローストと、皮付き豚バラ肉のクリスピーローストです。飴色に輝くローストは、見るからに美味しそう。まずは仔豚の皮のローストから。皮はパリっ、脂の甘みがジュワっの悶絶的美味しさ。プラムソースをつけていただくと、BELINGER(カベルネ)との相性が抜群。これぞ、マリアージュといった感じです。豚バラのローストは、サクっとした皮と、しっとりとした赤身の、旨味と食感のコントラストが堪能でき、豚好きを魅了。こちらにはマスタードがいいですね。いやはや、ワインが進みます。この組合せ、最強です。
●白鷺雲呑浸時蔬
滿福樓は、季節の野菜を使ったスープ仕立てのお料理が美味しいので、外せません。今回頼んだのは、季節野菜とワンタンのスープ煮。野菜は豆苗で、ワンタンの具はエビでした。透明感のあるスープの繊細で穏やかな味わいを楽しむお料理。しみじみと美味しい。頼んで大正解でした。
●羊腩煲
そして、香港の秋冬シーズンといったら、羊腩煲です。この季節、街を歩いていると、飲食店の店先に「大閘蟹」と同じくらい「羊腩煲」の文字が躍っています。ホテルのお洒落なレストランで頼む料理ではないかもしれませんが、こちら滿福樓は、ベタな香港家庭料理っぽい料理が、実は美味しかったりするので初挑戦。
太子の庶民的な食堂「志記」で食べた時の印象で、羊鍋には山盛りのクレソンがつきものだと思ってましたが、こちらでは、油通ししたレタスが用意されました。鍋がグラグラ煮えたら、レタスをさっと温めて、いただきます。
鍋の中には、骨付きの羊のバラ肉、湯葉、シイタケ、葱がたーっぷり。羊の旨味がしみでた煮汁は、濃厚な味わい。スープをしっかりと吸った湯葉がいい。骨周りの肉もホロホロと崩れるまで煮込んであって、これまた旨い。南乳ソースを加えて食べるとどっしり感が増し、さらに骨太でワイルドな味わいに。つけすぎ注意。でもつけちゃう。ハフハフしながら、夢中になって食べ進め、具材はもちろん、スープも余すことなく平らげ、大満足。
全ての料理を綺麗に平らげた客のテーブルの元には、当然のように、デザートのメニューが出てきます。3品だと余力ありあり。調子に乗って、デザートをいただくことにしました。私はマンゴープリン、相棒はツバメの巣のココナッツスープをオーダー。さっぱりと美味しかった食事を締めくくりました。
ここのレストランは、好きだなぁ。いつ訪れてもレベルが安定していて、安心して食事を楽しむことができます。旅先でホっとできる店があると、心強いし、他でちょっとした冒険もできます。冷房が効き過ぎていたり(→寒かったらブランケットを貸してくれる)、テーブルにあらかじめ小皿で用意されているXO醤は、しっかり料金が加算されていたり(→チャージ料と思えば可愛らしいもの)、ワインのお値段がそれなりにするのは、ご愛嬌の範囲内。次に香港を訪れる機会があったら、最後の夜は、またここで過ごすことになりそうです。
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●滿福樓 Dynasty(広東料理)
住 所:香港灣仔港灣道1號萬麗海景酒店3樓
Renaissance Harbour View Hotel, Hong Kong
1 Harbour Road, Wanchai、Hong Kong
電 話: 2584 6971
最寄駅:MTR「灣仔」徒歩5分
備 考:ルネッサンスハーバービューホテル3階*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*