3日目 11月5日(土) つづき
この日のランチは、湾仔道(Wan Chai Road)を銅鑼湾 (Tung Lo Wan)に向う途中にある、庶民的な街一(マーケット)の鵝頸街市でいただくことに。
鵝頸街市の建物の上層階には、熟食中心(フードコート)があり、麺類や、排骨飯、蜜汁叉焼飯などの丼飯や、定食モノを安く食べさせてくれる大衆食堂が数軒入っています。
エスカレーターで1つ上のフロアに上がり、市場を見下ろす回廊を渡った先のドアを開けると・・・うわーもの凄い人・人・人。
つい30-40分前はガラガラだったのが信じられないくらいの、盛況ぶり。週末のお昼時だけのことはあります。どこか空いた席はないかと、キョロキョロしてたら、店のお兄ちゃんが手招きしてくれます。用意してくれた席に着くや否や、例湯の入った茶碗がポンと置かれます。食事には自動的にサービスでスープがついてくるようです。片言の英語に、筆談と指差しを交えて、なんとか食べたいものをオーダーします。
*例湯(デイリースープ) x2
*咖哩羊腩飯(羊のバラ肉カレー)
*焼鴨(ローストダック)
●例湯
サービスで、小さなお椀で供される例湯(デイリースープ)。なーんの期待もせずに口にしたのですが、これが、侮れない美味しさ。こういうところが香港ですね。白濁したスープは、薬膳スープなのかな。クコの実、蓮の実、陳皮、生姜、アーモンドなどが入っていて、風味豊かで穏やかな味わい。疲れた胃を優しく癒してくれます。
●咖哩羊腩飯
そして羊のカレー。羊の骨付き肉のブツ切りが気前良く入ったカレーは、ガツンと羊が主張していて、香辛料の効き具合もよろしく、想像した通りのワイルドなオイシさ。粘りがなく、パラパラしていて、香り良い長粒米との相性は抜群。ウマイなー。カレーはこうでなくては。
●焼鴨
そして、香港に来たら1度は食べたいロースト肉。今回は鴨をハーフポーションで。光沢のある濃紅色に焼き上げた骨付きの鴨の下には、青菜が隠れています。肉質は、しっとりと柔らかく、齧ると、鴨の脂の甘みがジュワっと。この香り、この味わい、香港だー。大満足。
市場の中のフードコートとあって、お世辞にもキレイとは言い難いけれど、地元の人たちが、やんややんやと食べている大テーブルの端っこに座って食べるご飯も、楽しい。地元客で賑わうだけあって、安い・早い・旨いの3拍子揃っていて、この日の支払額は、僅か62HKD(約634円)也。値段を考えたら、文句はないでしょう。CPの高さには脱帽。みなさんに「どうぞ」とお薦めし難いけれど、ポーションも程好く、暴飲暴食に走りがちな香港滞在中、1度はこういう食事を混ぜるのもアリだなと、思う今日この頃。いやー、面白かったー。
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●清真惠記 Wai Kee (大衆食堂)
住 所: 灣仔寶靈頓道21號鵝頸街市鵝頸熟食中心1樓5號
Shop 5, 1/F, 2/F Bowrington Road Market,
21 Bowrington Road, Wan Chai
電 話: 2574 1131
備 考:支払いは現金のみ *""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*