7月17日(日)
黒石からバスで田舎館村へ。
●田んぼアート
田んぼアートは、キャンパスに見立てた水田に、色の異なる苗を植え付けて制作する巨大絵画のことで、
田舎館村が、村おこしの一環として1993年に始めました。19回目を迎える2011年のテーマは「竹取物語」。月の使者に付き添われ、白い雲に乗って月へ還るかぐや姫を、涙して見送る翁と媼の姿を、7色の稲で描いています。
地面から見ると、こんな感じ。
役場に隣接する文化会館の展望室に登ると、漸く全容が見渡せるのですが、あまりの大きさに、コンパクトのデジタルカメラのフレームには収まり切らないのが、残念。
稲の色がはっきりする7月初旬から8月中旬頃までが、見頃だそうです。
●田舎館文化財埋蔵センター
田んぼアートの見学を終え、展望台から降りる途中、階段の踊り場の貼紙にふと、目が留まりました。
田舎館では、弥生時代から稲作が行われていたことを示す遺跡があるんですね。ボランティアの女性の話によると、2000年前の水田跡を見ることができる施設役場から東へ2.6km程離れた場所にあるとのこと。まぁ、歩けないこともない。せっかくなので行ってみることにしました。目印は、道の駅「いなかだて」。一面に広がる水田の中の道をてくてくてくてく歩くこと30分。埋蔵文化センターに辿り着きました。
これが2000年前の水田跡。津軽平野の稲作の伝統が、はるか弥生時代から続いていたとは・・・。
遺跡の周辺は、今も見渡す限り、水田が広がっています。
弘南鉄道の「田舎館」駅近くまで来たので、帰りは電車で、弘前まで戻ることにしました。よく歩いた1日でした。
旅の密かな楽しみのマンホールチェック。田舎館村で見つけたのは・・・・
「土器」と「稲穂」をモチーフにしたマンホールでした。垂柳遺跡で土器や水田跡が出土した田舎館村らしいデザインですね。