1月1日
2011年の元旦は、古くから角館の人々に親しまれている神明社で初詣となりました。
◆角館神明社
神明社は天照皇大神を祀る角館の鎮守で、武家屋敷通り南の小高い丘の上にあります。
いくつもの鳥居をくぐり、地元の参拝客と一緒に、私も、今年1年の無病息災を祈願。
◆ 菅江真澄終焉の地碑
この神明社は、江戸後期の民族学者で、紀行家の菅江真澄終焉の地とされています。
菅江真澄は三河に生まれ、国学・本草学を学んだのち、信濃・越後・出羽・津軽から蝦夷地の松前の各地をまわりながら旅日記を執筆。のちに秋田に落ち着きました。秋田藩の地誌の作成にかかわり、「月の出羽路」を執筆中に角館でその生涯を終えました。
「菅江真澄の道」の標識には、菅江真澄が残した歌が書かれています。
しるべなき月の出羽路われ迷ふ つけし千鳥の跡も恥かし
敷地内には、終焉の地碑も建っています。
菅江真澄については、司馬遼太郎は、『街道をゆく 北のまほろば』『街道をゆく 秋田県散歩、飛騨紀行』などで何度か取り上げていたので、もう一度、その章を読み直してみたくなりました。
++++
旅のお楽しみの1つ、マンホールチェック。角館で見つけたのは・・・
「満開の桜」です。角館は、桜の名所としても有名ですね。
続いては、「お祭り」のデザイン。角館で毎年9月に行われる神明社と薬師堂の祭礼は、350年以上の伝統があり、若者が曳山を引いて町内を練り歩き、飾山囃子に合わせて踊り子が踊り続ける、勇壮なお祭りなのだとか。