12月31日
妙乃湯をチェックアウトして、荷物を預け、温泉めぐりにGo!目指すのは、乳頭温泉郷の中で、最も秘湯らしいと雰囲気があると評判の「孫六温泉」です。すぐ近くの「黒湯温泉」が冬季休業の間は、「湯めぐり号」のルートからも外れ、雪道を歩いて向うしかありません。「妙乃湯」のお隣の「大釜温泉」の先に「孫六温泉」へ向う脇道があります。
分岐点から800m先に「孫六温泉」があります。
孫六までは、1本道。人っ子一人いない、足跡のない深雪の雪道をテクテクと。
ブナ林を通り抜け、先達川の脇を通り抜けると
前方が開けて、建物らしきものが見えます・・・が、これは、ただの小屋。
その先に、昔ながらの湯治場の雰囲気漂う孫六温泉が!分岐点から15分でした。
宿泊棟の受付で「お風呂入らせて下さい」と声をかけたら、「こんな雪の中、わざわざ歩いて来たんですか!」と驚かれてしまいました。・・・はい。来てしまいました。
●石の湯
案内に従って、坂の下にある湯小屋へ向かいます。脱衣所は、男女別。脱衣所を出ると、すぐ真下が、混浴の内湯「石の湯」になっています。大きな岩を配した風情ある岩の湯船には、うっすらと青みがかったお湯を湛えてて、雰囲気抜群。階段をとんとんと降り、ゆったりと身を浸します。湯加減も熱すぎず、ぬるすぎず、いい湯加減。鄙びた湯小屋の雰囲気もいい。
●露天風呂
続いて、混浴の露天風呂へ。内湯の引き戸を開けると、そのままざぶんと岩組みの湯船に入れるようになっています。
大きな露天風呂の先には、4人入るといっぱいになりそうな露天風呂があります。大きな湯船から移動すると、少しぬるく感じますが、開放感はこちらの方があります。
2つ目の湯船の先には、小さな露天風呂・・いや、湯溜まりがあり
その先に佇む建物を覗いてみたら
打たせ湯がありました。水圧もしっかり。・・・でも、流石に長くは居られない。
孫六は、冬場は徒歩のみのアクセスという立地で、この日は朝から雪が降る続けていたこともあり、他に居合わせる客もなく、鄙びた秘湯の雰囲気と、雪景色を貸切状態で満喫することができました。冬場はここ、狙い目かも。雪の中、頑張って歩いた甲斐がありました。最後に、女性専用の露天風呂をパチリ。
帰り際にふと下を見下ろしたら、あららら。歩道から露天風呂が見えたんですね・・(^^;;
滞在時間は1時間少々だったのに、すでに我々の足跡は、降り積もる雪で消えていました。「結構、降ったねぇ」「綺麗だねぇ」とこの時は呑気に笑い合う私たちなのでした。
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●孫六温泉 (温泉)
住 所:仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林
電 話: 0187-46-2224
備 考:有料休憩室あり。飲み物の自販機あり。*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*