ワインを飲みながら、ガツンと豚が食べたい
そんな時に行くのが、新栄のビストロ・
Arbre de Bacchus です。この日も、まずは、Pernodで乾杯。日替わりのメニューには、ピエドコション、アンドゥイエット、ブータンノワールと豚内臓系の料理が充実。このほかクスクス、パテなど本場パリのビストロを思わせるワクワク感に溢れる料理名が並び、眺めているだけでも楽しい。食前酒を飲みながら、メニューを選ぶこの時間がとても好き。
*食前酒:Pernod x2
*せせりのサラダ仕立て
*たこの柔らか煮 レンズ豆のサラダ添え
*ヘルシーポークの背肉のロースト
*ピエ・ド・コション・ファルシー
*グレープフルーツプリン
*マンゴータルト
*ワイン:Le Lous 2006 / Domaine Lous Grezes
*エスプレッソx2




●Le Lous 2006
/ Domaine Lous Grezes
この日は、私の好みを優先して、France南部のLanguedoc RoussillonのGrenache主体のVin de Paysのワインを。イチゴを煮詰めたような凝縮感のある果実味に、タンニンが溶け込んだパンチのある味わい。仄かに、ミネラル、カカオ、グローブの風味が。Pied de Cochonとの相性は◎。

●せせりのサラダ仕立て
こちらは相棒のチョイス。以前食べた砂肝のコンフィのサラダ仕立てが気に入ったらしく、今回はせせりを使ったサラダにTry。
●たこの柔らか煮 レンズ豆のサラダ添え
柔らかく煮込んだ大きなタコの足に、カキーンと酸味を効かせたレンズ豆のサラダが添えてあります。レンズ豆の固さがアルデンテなのがとっても新鮮。このくらい固い方が美味しいんですね。

●ピエ・ド・コション・ファルシー
ここに来た時には、毎回豚内臓系のお料理をいただく私。今回は、詰め物をした豚足のロースト・ピエ・ド・コション・ファルシーをオーダー。豚足を煮て、骨を外したものに、豚のゼラチン質、内臓などを刻んだものを詰めて香ばしく焼き上げた、見かけ以上に手の込んだお料理。表面はパリっと香ばしく、中は、豚のネットリした旨みがきゅうっ。ワインが進みます。
●ヘルシーポークの背肉のロースト
こちらは相棒のチョイス。ガツンと大きな塊で出てくるところが堪りません。肉料理はこうでなくては。肉の塊を眺めながらワインを飲み、その肉にナイフを入れて味わい、またワインを飲む。お皿も熱々にちゃんと温めてくれてあるので、肉もソースも温かい状態でいただけます。肉の焼き加減もよろしく、ソースも添えてあるマッシュポテトも気に入ったようで、相棒、満足のご様子。


●デザート
相棒は、グレープフルーツのプリン、私はマンゴータルトをチョイス。グレープフルーツのプリンは、柑橘系の酸味を生かした仕上がりで、相棒満足の様相。タルトもマンゴーの酸味とクリームの甘みのコントラストがはっきりしたサクサク味。
ここは、パリのビストロの匂いを感じる料理を、ゆったりと楽しめるビストロ。オープン当初のポリシーを曲げず、豚内臓系の料理が充実しているところは拍手もの。仔羊や仔牛も色々な部位を使った料理もあり、オーダーを決めるまでの悩ましい時間が、また楽しい。供される1皿ごとの料理には、勢いがあり、ポーションも申し分ない。フロアの対応も気持ち良く、料理やワインの説明も的確。お客と適度な距離感を保ちつつ、テーブルの様子を気にかける、当たり前のことをフツーにやってくれます。料理の出てくるペースがゆったりしているので、急かされることなく、ワインと食事を楽しむことができます。この日も気付いたら3時間経過。快適、快適。いいペースでお食事できました。
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●Arbre de Bacchus (ビストロ)
住 所:名古屋市中区新栄2-10-14 電 話: 052-242-1178
最寄駅:新栄2番出口より、徒歩5分
備 考:クレジットカードの使用可*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*
とある日のMENU例
~ アラカルト ~

~ コース ~
これまでのレビュー
2009年5月、
2010年6月