香川で
讃岐うどんめぐりを楽しんだ日の帰り、高松からバス移動で、18時半すぎに大阪・難波着。
あれだけ食べたのに、なんだか小腹もすいてきた。・・・という訳で、難波で軽く一杯呑んでから名古屋に戻ることにしました。
訪れたのは、全国各地の地酒が気軽な雰囲気で手軽に楽しめるという『酒楽座 山三』。カウンター数席のみの、狭い店内には、白髪の叔父様方、ギターを抱えた若者、若い女性の2人組みなど、色々な世代の客が入り混じり、それぞれに日本酒を楽しんでいました。扱う銘柄は、常時30-40種類。卓上のメニューとは別に、ホワイトボードには、本日のお薦め銘柄が並んでいます。オーダーは、紙と鉛筆にお客が手書きして、カウンターの女将さんに手渡すというシステム。
*日本酒:濁酒 水もと仕込み どぶろく (
大蔵本家/奈良)
楯野川 純米吟醸 (
楯の川酒造/山形)
常きげん 山廃無ろ過生原酒 (
鹿野酒造/石川)
南 純米吟醸 五百万石 (
南酒造場/高知)
*おでん(大根、豆腐、ちくわ、すじ)
*スルメの麹漬
*行者にんにくのお浸し
まずは、本日のお薦めの中から冷酒で。
●濁酒 どぶろく
こちらは、私のチョイス。奈良の蔵元・
大蔵本家のどぶろくです。米の粒粒感があって、まるで粥のよう。「飲む」というよりは「食べる」感覚のお酒。立ち上がる香りは、乳酸系。口に含むと米の旨みが広がり、しっかりとした酸が全体を引き締め、後口スッキリ。
●楯野川 純米吟醸
こちらは相棒のチョイス。山形の
楯の川酒造の純米吟醸。すっきりとしたした口当たりで、透明感のある綺麗で切れの良いお酒。
●常きげん 山廃無ろ過生原酒
大将に「燗でいいお酒をおまかせで」のオーダーで出してくれたのが、金沢の蔵元・
鹿野酒造の常きげんの燗。これが相棒のツボだったみたいです。
●南 純米吟醸 五百万石
私らしくないかもしれませんが、どぶろくの後なので、真逆なタイプのお酒を。高知の
南酒造場の南です。華やかでキレのある、すっきりとした辛口の純米吟醸酒。
40分足らずの滞在でしたが、美味しい地酒が楽しめました。大将のお酒を選ぶ目は確かで、まさに酒飲みのためのお店という感じ。一見さんも分け隔てなく受け入れてくれるのが嬉しい。酒の肴も、牡蠣の塩辛、ホタルイカの酢味噌和え、お刺身、焼き魚など、色々あり、時間があれば、試してみたかったところ。交通アクセスも良く、気軽に入れるので、西日本方面の行き帰りに立ち寄るには、良さそう。難波の歌舞伎座界隈には、他にも、似たような路線のディープな大衆酒場がたーくさん。梯子しても面白いかも。
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●酒楽座 山三 (居酒屋)
住 所:大阪市中央区難波4−2−9
電 話: 06-6643-6623
最寄駅:南海・近鉄「難波」駅
備 考:支払いは現金のみ*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*