2月11日(祝) 旅の1日目
弘前城の見学を終え、時計を見たら12:30。そろそろお昼にしましょう。
弘前で最初の食事に訪れたのは、津軽に伝わる昔ながらの家庭料理を気軽に楽しめると評判の「津軽旨米屋」です。弘前城の北門(亀甲門)を出てすぐ東にある「
津軽藩ねぷた村」の敷地内にある食事処。弘前城からの移動もラクラクです。祭日の観光地のお昼時ではありましたが、店内は意外とすいていて、先客は3組。すんなり席に座ることができました(ホ)
お品書きは、こんな感じ。まさに津軽づくし。このほかにも色々あります。
我々が食べたのは・・・
●津軽料理遺産御膳
こちらは相棒のチョイス。なかなか凄い名前の定食でしょ(^^) 津軽の代表的な郷土料理の「貝焼き味噌」「けの汁」に、あんこうのとも和え、本日の小鉢(タラとフキの煮物)、南蛮の一升漬け、ご飯がセットになっています。弘前産つがるロマンをかまどで炊いたというご飯は、おかわり自由。漬物は自家製。けの汁(粥の米)は、津軽の小正月に作られた保存食だそうで、ダイコン、ニンジン、牛蒡などの根菜類と、フキ、ワラビ、ゼンマイ等の山菜類、それに、油揚げ、凍み豆腐などを細かく刻んで煮込んだ味噌汁のような料理。山菜の味と香りがアクセントになった優しいお味で、相棒すっかり気に入った様子。「貝焼き味噌」は、帆立貝の殻を鍋に見立てて作った卵とじのようなもの。太宰治の「津軽」でも登場。あの一説は、笑いを誘いました(^^) 「これがあの貝焼き味噌かぁ・・・」。旅行前に2人揃って「津軽」を読んでおいたおかげで、会話も弾みます。
●津軽海峡のいくらと鮭の親子丼
イクラに目がない私は、イクラの文字を見たら食べずにはいられない。下北半島佐井村産の大粒のイクラと、鮭がたっぷりのった丼飯。添えてある、長芋の紫蘇漬け、赤カブの漬物などもさりげなく美味しいのが嬉しい。
津軽ねぷた村という観光施設の敷地内にあり、目の前に弘前城公園と武家屋敷、というあまりにベタなロケーションなので、観光客向けの甘辛濃い目のジャンキーで大味な食事を出す店かと思いきや、いやいや、どうして。かまどで炊いた炊きたてのご飯はちゃんと美味しく、一つ一つのお惣菜は、味付けが優しく、どれも素朴ながら、まじめに丁寧に作っているという感じが伝わってきます。東北はいいですね。安心して食事ができます。フロアを担当するおばちゃんたちが、人数の割にはイマヒトツ要領が悪かったり、タイミングが悪いと新しいご飯が炊き上がるまで待つことになるのは、まぁ、ご愛嬌の範囲内。弘前城見学後の食事には格好の場所でした。
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●津軽旨米屋 (郷土料理)
住 所:弘前市亀甲町61(津軽藩ねぷた村内)
電 話: 0172-39-1511
最寄駅:JR「弘前」駅より徒歩30分、弘南鉄道「中央弘前」駅より徒歩15分
備 考:*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*