香港2日目
香港で最初の朝、ホテルの前からトラムに乗って向かったのが、 「陸羽茶室」です。
◆陸羽茶室 Luk Yu Tea House
ここは、抜群にお茶が美味しいお店。香港に来たら、何を置いても、必ず足を運ぶお気に入りの店。好きなお茶は、白茶の寿眉(ソーメイ)。ここでお茶を飲みながら、点心を2-3品・・というのが、我が家の正しい香港の朝の過ごし方(^^)
店に着いたのは、朝の7時過ぎ。中に入ると、初老の紳士たちが 新聞を広げながら、ゆったりとお茶を飲んでいます。見慣れた懐かしい静かな朝の風景です。「△※○先生」という予約の札が置かれたテーブルが、増えたような気がします。朝から、予約で一杯だなんて、びっくりです。早起きして良かった。
●寿眉茶
席に案内されると、まずお茶をオーダー。この日は、こちらが何も言う前にお茶のポットが運ばれてきてしまいました。・・・あららら。持ってきたのは、普洱茶(プーアール)。でもね、私が飲みたいのは、寿眉茶。すぐに、寿眉茶に変えてもらいます。程なく寿眉茶の入った熱々のポットが運ばれてきます。うーん、この香り!この味!私は、ここのお茶を飲むと「香港に来た~」と実感しまう。この一杯でシアワセです。
寿眉は、銀針白毫(白芽茶)用に若葉の新芽を摘んだ後の茶葉の葉の部分を使ったお茶(白葉茶)。香り良く、甘味があり、軽やかな渋味が爽やかで、何杯でも飲めてしまいます。
陸羽茶室の朝の時間帯は、駅弁売りスタイルのおばさんたちが、それぞれ点心を持ってテーブルを周るスタイル。静かな店内に「排骨(パーイクヮッ)」「叉燒包(チャーシューパオ)」「蝦餃(ハーガウ)」という声が響き渡り、なんともノスタルジック。 言葉が聞き取れなくても、こちらが興味を示したら、おばさんが蒸篭の蓋を開けて、中を見せてくれるので大丈夫。
●腸紛
まず最初にいただいたのが、腸粉です。タレをかけて出してくれます。旬の筍と鶏肉を炒めたものが入った熱々の腸粉は 厚ぼったくてふっくらしていて美味しい。
●家郷蒸粉菓
半月形に包まれた(粉菓)田舎風の(家郷)蒸し餃子。
点心は日によってラインナップが違うのがここのお店の楽しみの1つ。この日は、早めのランチの約束があるので、最後の1品は吟味して、狙いの品を待ちます。待つこと1時間!今日はないかな・・・と諦めた頃に、Get出来たのがこちら。
●什錦荷葉飯(蓮の葉包みご飯)
相棒も私も大好物の什錦荷葉飯(蓮の葉包みご飯)です。遠めに緑色がちらりと見えた瞬間、迷わず手を上げて、おばちゃんを呼びます。おばちゃんが、食べやすいようにと、鋏で蓮の葉にちょきちょきと切れ目を入れてくれるのをワクワクしながら待ちます。葉を開けた途端 芳しい薫りがふわっと(^^)、干し海老や干し貝柱の旨みの味をたっぷり吸ってパラパラに炊き上がった長米の美味しいこと!うーん満足。
気がついたらもう8時半。ポットの蓋を開けて お湯を足してもらうこと数回。何回お湯を足してもらっても香りも味が持続するなんて、やっぱりここのお茶って凄い。お店に着いた時は、シーンと静まり返った店内も、客が増え、テーブルを周る、点心売りのおばちゃんの数も増え、すっかり賑やかになりました。私はここの朝の静けさと、店全体が徐々に活気付いていくまでの時間帯がとても好き。ほとんど満席に近くなったところで、私の朝の飲茶時間は終了。滞在中、好物の「排骨(ショートスペアリブ)」にめぐり合えるといいのですが。
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●陸羽茶室 Luk Yu Tea House (飲茶)
住 所:香港中環士丹利街24號地下
24-26 Stanley St., Central, Hong Kong
電 話:2523 5464
最寄駅:MTR「中環」
備 考:元旦も朝7時から営業*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*
朝食を終えたら、店の西側近くにに広がる、青空市を散策。色とりどりの野菜が沢山。
お肉屋さんの店頭では、豪快な包丁捌きが繰り広げられてます。
乾物屋さんもたーくさん。干し貝柱、干し海老、干し椎茸、どれも種類が豊富で、値段もピンキリ。
市場で食材調達したその足で、いつものお茶屋さんに向かい、白牡丹茶、円盤状に固めた3年物の普洱茶をいつもより多めに購入。円高のメリットをしっかり享受(^^)