休日の午後に、昼蕎麦酒・・・というのが、我が家の流行りになっています。この日訪れたのは、浅間町にある「谷屋」。1週間前まで、私の蕎麦屋の卵焼きランキング単独1位に君臨していた店。『
ふ~助』の卵焼きの記憶が新しいうちに再訪することにしました(^^)
場所は、西区幅下のサンゲツのショールームの近く。倉庫を改装した和風モダンな内装のお店です。雨の日の午後ですが、30分待ち状態でした。私たちが席に案内されてから、次々とお客さんが帰っていったので、お店に入るタイミングが悪かったんでしょうね。後から来たお客さん、ほとんど待たずに入ってました(^^ゝ ただ午後2時を過ぎても客足が途絶えない人気店ということには変わらないようです。この日のオーダーはこんな感じ。
*熱燗 2合
*蕎麦味噌
*厚焼き玉子
*鴨焼き
*蕎麦:せいろ x2
注文時に「先に、お酒と料理を下さい。蕎麦は後からお願いします」の一言添えると、お蕎麦はこちらの指示があってから、出してくれます。●熱燗
いつもはオーダーしてから料理が出てくるまでしばらく待つのですが、この日は、席についてからが早かった(^^)あっという間に熱燗が出てきます。お通しの揚げ蕎麦をポリポリしながら、ゆるゆると蕎麦屋酒を始めます。
●蕎麦味噌
木のシャモジに、白味噌と赤味噌を塗って香ばしく炙ってあります。白味噌は柚子胡椒と刻み葱が混ぜ込んでいて、香り良く、噛んだ時の葱のシャキッとした食感も楽しい。八丁味噌には蕎麦の実が入った少し甘めの味付け。風味の違いが楽します。私は白味噌の方が好みかな。
●厚焼き玉子
ここの卵焼きは、お出汁がたっぷりでゆるゆるの出汁巻きです。箸を入れると出汁が滴る柔らかさ。キメが細かく、焼き色が綺麗でムラがなく、舌触りがふんわり滑らか~。甘みはなく、お出汁の味と卵のトロトロ感を生かした仕上がり。お酒に合わせるなら、おろし醤油をちょっと垂らした方がいい感じ・・・なのですが、ここの醤油指し、醤油をポトリと垂らすのには不向き。注意しても取り皿に醤油が入り過ぎちゃうので要注意。
さて、私の蕎麦屋の卵焼き番付。1位は『谷屋』か、『
ふ~助』かという問題。・・・うーん、悩むなぁ。ふわふわ感とジューシーさなら『谷屋』、味の完成度の高さは『ふ~助』かな。どちらも甲乙つけ難く、こうなると微妙な好みの問題。・・・揺れ動く私。ちなみに相棒は文句なく『ふ~助』に軍配だそうです。
●鴨の塩焼き
炙った鴨を別添えの塩と黒胡椒につけていただきます。辛子をつけて食べると和食っぽい味になるのが面白い。
●蕎麦
目の前にざるが置かれた瞬間、蕎麦の香りに驚かされます。新蕎麦だからなのかな。蕎麦は、色の濃い粗挽きの田舎風の細切り。山葵をちょっちょと蕎麦につけてから 蕎麦つゆに軽く、くぐらせていただきます。一口すすった瞬間、・・・お!これはウマイ!程好いコシがあり、薫り高く、喉元を通り過ぎた後も、蕎麦の香りが余韻として残ります。蕎麦つゆは、淡い色目通り、優しい味わいながら、出汁の味がしっかりした上品な辛口。蕎麦との相性は◎ 蕎麦湯は、別立てのポタージュタイプ。蕎麦とは別の粉を使っているんでしょうか。ほとんど香りがなく、蕎麦をすすった時に感じた感動がなかったのは、ちょっと残念。
久々に谷屋に行きましたが、蕎麦が旨かった。ここ最近食べた中ではダントツでした。蕎麦が美味しく、燗酒が恋しいこの季節。昼蕎麦酒・・・、しばらく止められそうにありません。
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●手打ちそば処 谷屋 (蕎麦)
住 所:名古屋市西区幅下1-1-11
電 話:052-561-3663
最寄駅:地下鉄 鶴舞線「浅間町」2番出口から徒歩数分
備 考:*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*