18きっぷ利用して、週末に1泊2日で富山へ行って来ました。

名古屋-富山間は途中下車しながらの、ゆったり旅。2日間の小旅行でしたが、富山だけでなく、福井、高岡、高山でも町歩きや食事を楽しむことが出来、普段の週末より密度の濃い2日間となりました。時刻表片手に、旅程を考えてくれた相棒に感謝。次の18きっぷシーズンは3月。今度はどういう旅をしましょうか。
~ 日程 ~2011年12月17日~2011年12月18日
1) はじめに
2) 福井で昼蕎麦酒@やっこ
3) 高岡散策 高岡古城公園~山町筋
4) 富山で魚三昧@魚処やつはし
5) 富山城址
6) 岩瀬散策
7) 高山でハンバーガー@Center4 Hamburgers
8) おわりに
2日目(12月18日) つづき
13:54 富山 → 猪谷 → 16:16 高山帰りは、高山経由にしました。こうして列車旅をしてみると、高山が富山と近いことがわかります。名古屋よりも全然近い。


●Center4 Hamburgers高山と富山の距離感はわかったけれど、富山帰りに、富山の魚を肴に一杯という気分にはなれない。ちょっと気分を変えてみることにしました。訪れたのは、Center4 Hamburgers。オールドアメリカンな雰囲気の店内で、店主こだわりの本格的なハンバーガーを食べさせてくれるお店です。古い町家のアンティークショップを付き抜け、中庭を挟んださらに奥にある、隠れ家みたいなお店です。



ハンバーガーの種類やトッピング、サイドメニューが豊富で、迷う、迷う。そんなこんなでオーダー。
*ワイン:Perez Cruz 2009 Cabernet Sauvignon Reserva
*ブルーチーズ
*チリビーンズ
*アボガドバーガー
*レバーパテバーガー
*エスプレッソx2

●ブルーチーズベルギー、ドイツ・・・とビールの品揃えが豊富だったのですが、寒くてビールな気分でなかったのでワインを呑むことに。つまみに選んだブルーチーズ、期待薄だったのですが、カビの状態がすこぶる良い。こだわりのハンバーガーにも使うようなので、味や風合いは厳選しているんでしょうね。蜂蜜を添えて舐め舐めしながら、ワインをコピリ。
●チリビーンズ豆のチリソース煮込みには、刻んだオニオンととろけるチーズがトッピングしてあります。辛さは控えめでケチャップ味がしっかりしていて、メキシカンというより、TexMex(メキシコ風アメリカ料理)という感じ。店のテイストに合っていて、これはこれでいい。ワインのアテにも、いい按配。
そしてお待ちかねのハンバーガー。ボリューム満点♪2人とも付け合せは、フレンチフライにしました。
●アボガドバーガー こちらは私のチョイス。大きなバンズの中には、レタス、スライストマト、ビーフパティ、そしてアボガドがたーっぷり。ビーフパテは、塩加減、焼き加減が絶妙で、齧ると肉汁がジュワっと肉々しい。具を支える大きなバンズは、パテの肉汁を優しく受け止め、最後まで程好い風合いを保っている。大満足。
●レバーパテバーガーこちらは相棒のチョイス。大きなバンズに、レタス、スライストマト、ビーフパテとともに、レバーパテ2枚が挟んだ贅沢な1品。レバーパテ独特の風味とコクが加わり、さらに肉々しく。見た目こそガッツリしていますが、具材や調味料、食感のバランスが取れているので、サクっと平らげてしまいました。


ちゃんとしたハンバーガーを食べたのは久しぶり。リゾート地のプールサイドで食べた以来かも。味も良かったし、雰囲気も変わって、大満足。とことこ歩いた甲斐がありました。昼から夜まで通し営業しているので、高山で食べるところに悩んだ時に、お薦めかも。
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●Center4 Hamburgers(ハンバーガー)
住 所:高山市上一之町94
電 話: 0577-36-4527
最寄駅:JR「高山」駅より徒歩15分
備 考:支払いは現金のみ*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*18:54 高山 → 美濃太田 → 多治見 → 22:41 千種1時間半程かけて、早めの晩ご飯を食べ終わったら、名古屋に戻ります。
2日目(12月18日) つづき
9:30 富山駅北 → 9:54 岩瀬浜富山は、路面電車が多い町。続いて、我々が乗ったのは、富山駅北口と富山湾の岩瀬浜までの7.6kmを結ぶ路面電車・富山ライトレール(通称
ポートラム)です。

約30分で終点の「岩瀬浜」に到着します。富山湾に面した神通川河口に位置する岩瀬は、北前船の寄港地として栄えた港町。雨に濡れ、しっとりとした古い町並みを、のんびり散策といきましょう。

岩瀬運河を通り過ぎ、展望台へ。案内標識には、ロシア語があるのが、日本海側の港町らしい。

●富山湾展望台この展望台は、金刀比羅社境内の常夜燈をモデルに建てたという展望台は、高さ約20m。岩瀬の古い町並みと富山湾、遠くに能登半島を一望できるハズなんですが・・・。

東側は岩瀬の町並み。南には、富山湾からロシアへ運ばれる中古車が滞積。


西北側には神通川越しに火力発電所の煙突が。北側は、日本海。


停泊している船舶もなく、ちょっと寂しい富山湾の風景。でも、雨は凌げました。
●東岩瀬の町並み岩瀬では、江戸中期から明治中期にかけて北前船交易で栄え、廻船問屋が競うように建てた巨大な町家が軒を連ねました。岩瀬大通には、最盛期の明治初期に建てられた回船問屋の古い町並が今も保存されています。


その代表的な町家で一般公開しているのが「北前船廻船問屋森家」です。ガイドの説明によりますと、東岩瀬の廻船問屋の町家の特徴は、表構えが、こけら葺きでムクリ(膨れた曲線)の付いた庇に、竹で作った「簾」を格子のように使った「簾虫籠(スムシコ)」という設えで、間取りは、前庭をもつ三列型。これは、富山の他の町家には見られず、東岩瀬の廻船問屋独特の町家の形態なのだそうです。

帯戸で仕切った居間、座敷、土蔵、箱階段など、じっくり1時間かけて見学。


通り沿いには、創業100年を越える老舗の料亭、土蔵を生かした酒屋、地元の名酒「満寿泉」を醸す蔵元(
桝田酒造店)などがあります。


「満寿泉」のテイスティングルームを兼ねたお蕎麦屋さんで、昼蕎麦酒と相成りました。
●丹生庵老舗銘木店を改装したとあって町並みに溶け込んだ店構え。暖簾はなく、「手打ち蕎麦 丹生庵」という渋い看板だけが目印。店内は、広々としていて、ピカピカに磨かれた板の間に、4人がけの座卓が4卓、一枚板のカウンター席数席が、ゆったりと配してあります。大人の空間。


蕎麦のメニューは、「もり(細打ち、平打ち)」、「ぶっかけおろし」のみの潔さ。常時十数種類揃えているという「満寿泉」は、1杯200円。冷蔵庫から好きな酒を自分で取って、好みの猪口に注いで飲むというセルフスタイルで、お会計は自己申告制。酒飲みにはたまりません。


酒の肴は、3種類。塩うに、干しイワシ、タタミイワシと、気が効いている。


この日のラインナップの中から選んで呑んだのは、こちらの5種類。


しぼりたて新酒新酒らしいフレッシュな香りと、心地良い酸、柔らかな旨みがあります。
純米原酒 悠久の調べ丹生庵の蕎麦にあわせて醸したという3年古酒。色は淡い黄金色。老香は穏やかで、ビスケットのような甘さが広がりすっと引いていく。塩ウニと好相性。
酔米の旨みがしっかりとした濃厚な味わい。燗にしたら良さそう。

通 本格辛口料亭「松月」の為に造った酒。味に厚みと複雑さがあり個性際立つ1本。干しイワシと合せると旨さ倍増。
純米吟醸「酒仙一献」綺麗な吟醸香とともに、米の旨味がふわっと広がり、サッと引く、軽やかでキレのある味わい。
お酒が終わったところで、蕎麦をお願いします。

もり(ニ八の細打ち)細打ちは、エッジがシュットした美しい佇まい。まずはそのままで一口。蕎麦を啜った瞬間、蕎麦の香りがふわと広がる感じがいい。蕎麦の風味がしっかりしていて、コシ、弾力、喉越しが申し分なく、口福至極。これは凄い。蕎麦つゆは、鰹の風味豊かな穏やかな薄口。最初に仄かな甘味がふわっときて、後から鰹出汁の香りが追いかけてくる感じ。キリっとした江戸前とはまた違った味わい。薬味は、葱、山葵、辛味大根。この蕎麦に会うのは山葵ではなくて、辛味大根の鮮烈な辛味ですね。これはいい。

おろしぶっかけ(十割の平打ち)こちらは、辛味大根を入れた蕎麦つゆでいただきます。辛味大根は、リクエストによって、辛さを調整してもらえます。私は「ふつう」にしましたが、充分な辛さがありました。平打ちの方が、香りは控えめ。ただ、コシのある麺をしっかりと噛み締める毎に、じわっじわっと蕎麦の甘みが、押し寄せてくる。この蕎麦の風味たまりません。辛味大根との相性は抜群。出汁の風味も引き立ち、バランスも良くなる感じ。
蕎麦湯茹で湯そのままのサラサラ系。しっかり飲み干して、満足。
観光地にありながら、雰囲気も良く、リーズナブルに酒が楽しめ、しかも蕎麦が抜群に旨い。これまで食べた蕎麦の中で、3本指に入るくらい好きかも。蕎麦狙いでわざわざ行く価値があるかも。開店から1時間足らずで、十割そば(平打ち)は、売切れに。訪れる際は、予約をした方が確実です。
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●丹生庵(蕎麦)
住 所:富山市東岩瀬町336
電 話: 076-438-2003
最寄駅:富山ライトレール「東岩瀬」駅より徒歩5分
備 考:支払いは現金のみ。できれば予約。*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*●東岩瀬駅帰りは、散策しながら「東岩瀬」駅へ出ることにしました。

国鉄富山港線時代の駅舎が休憩所としてきれいに残されています。


左側がライトレールのホームで、右側が鉄道のホーム。高さが違います。

さぁ、富山駅へ戻りましょう。
13:03 東岩瀬 → 13:25 富山駅北
2日目(12月18日)
8:00 富山駅前 → 8:07 国際会議場前この日は、朝から雨足が強い、あいにくの空模様。歩き出したら晴れることを信じて、ホテルを出発。まずは、
セントラムの環状線に乗って、富山城跡へ。


富山城は、加賀藩の支藩・富山藩の居城。神通川の流れを水濠に引き込んで築いた平城で、「浮城」とも呼ばれています。

加賀前田家は、2代藩主・利長の時に、加賀・能登・越中の三国を治める120万石の大名となります。その大きさ故の幕府の厳しい監視を和らげようと、3代藩主・利常は、長男・光高に加賀藩を継ぐ際に、次男・利次に富山10万石を、三男・利治に大聖寺7万石を分藩します。富山藩を分与された利次は、1609年の大火で焼失した富山城の大修復と城下町の建設に着手。以後、富山城は、明治維新まで、富山前田家の居城となりました。


富山城跡を訪ねると、本丸大手口の石垣上に天守が建っていますが、こちらの建物、当時の復元でもナンでもありません。
江戸時代の富山城には天守はなく、この場所には、本丸桝形門の多聞櫓が建っていました。
この模擬天守は、富山産業博覧会(1954年)の際にパビリオンとして建てた施設で、彦根城や犬山城をモチーフにしているのだとか。史実とは、全く関係のない建物なのだそうです。むむむ。
公園内に残る濠の一部や、枡形、石垣や土塁の跡などが、往時の面影を残しています。


富山城の唯一の遺構である千歳御門。

本丸搦手門枡形跡。


周辺の石垣は、当時のもの。隅は算木積み。

本丸の北側を流れる松川(旧神通川)。

春は桜の名所。遊覧船に乗って花見が楽しめるそうです。

本丸跡には、越中富山の売薬の基礎を作り、諸国に広めた、富山藩2代藩主・前田正甫の銅像が建っています。

かつて大手門があったと思われる場所から、大手口を望む。

晴れていたら、こんなポスターのような光景が、見られたハズ。(2011年7月撮影) 狙っていたのですが、雨足が強くなったので、断念。
9:07 大手モール → 9:18 富山駅前セントラムに乗って富山駅に戻り、岩瀬浜を目指します。
1日目(12月17日) つづき
富山の夜を満喫すべく向ったのが、太田和彦さんの居酒屋本でも紹介され、富山の新鮮な魚が楽しめると評判の「
魚処やつはし」です。

場所は、富山駅前から路面電の環状線(
セントラム)で3駅先の「桜橋」から徒歩3分。広い通りから1本奥に入ったひっそりとした通り沿いにありながら、夜の19時前に店内はすでに満席状態。予約は必須です。
*立山 熱燗2合徳利x3
*お通し(イカ大根)
*寒鰤刺身
*のどぐろ塩焼き
*白エビ天
*ナンダの煮付け
*イカの墨作り
*雑魚汁



寒ブリ、のどぐろ、白エビ・・・と、観光客丸出しのオーダー。でも、いいのです。これを食べるために、この寒い時期に富山に来たのですから!お通しのイカ大根を肴に、立山の熱燗を飲みながら、料理を待ちます。
●寒鰤刺身まずは、寒鰤の刺身が登場。

うっすらとピンク色に染まった、キラキラと輝く、肉厚の刺身、見るからに美味しそうでしょ。身はキリっと引き締まっていて、舌に乗せると、上品な脂の旨みがさっと広がり、すーっと溶けていきます。脂は乗っているけれど、とても繊細で儚げな味わい。しつこさやくどさとは無縁です。あー、美味しい。富山に来て良かった!
●白エビ天揚げたての熱々が供されます。サクッサクッとした歯触り、上品な甘み、これぞ白エビ。
●のどぐろ塩焼きのどぐろは時価でしたが、調理前に魚を見せて「どれにしましょうか」と、客に値段と品を確かめさせてくれるます。小ぶりで太っちょっな方を選び、塩焼きにしてもらうことにしました。しばし待って供されたのは、見事としか言いようがない焼き加減のノドグロさん。皮目はパリっ、身はふっくら。箸を入れた瞬間、旨さを確信。まずは、脂のノリを一番実感できる皮から。皮と身の間の脂がすーっと溶ける感じが素敵。堪りません。身の部分の上品な甘みと脂の旨み、ふんわりとした食感も素晴らしく、唸る美味しさ。大満足。


とりあえず、狙いの品をひと通りいただき、気分が落ち着いた私たち。お腹の余裕を確かめてから、改めてお品書きを眺めます。
●イカの墨造り追加した料理を待つ間に頼んだのが、イカの墨造り。イカ墨の入った塩辛という感じかしら。イカ墨の旨みが加わってまろやかな味わい。格好の酒の肴ですね。
●ナンダの煮つけ本日のお薦めの「ナンダ」が気になってお尋ねしたら、わざわざ冷蔵庫から出して「ゲンゲのようなもの」だと教えてくれました。食べ方は、唐揚げか、煮つけがお薦めとのこと。だったら煮付けにしてもらいましょう。頭の部分の切り身でお願いします。大きいけれど大丈夫?大丈夫。・・・こんなやりとりをしていたら、それまで無口に仕事をしていた銀髪の大将も、会話に加わり、ナンダの美味しさ、富山の魚のことなど色々と教えて下さいました。コラーゲンたっぷりのナンダは、トゥルトゥルで独特のヌメリがあって、身は甘く濃厚な味わい。立山との相性はバッチリ。ネコだってこんな風には食べないだろうというくらい、綺麗にしゃぶりつくし、バラバラになった骨の山だけを皿に残し、ご馳走様。皿を見た女将さんから「まぁ、きれいに食べていただいて」とお褒めの言葉を頂戴しました。アウェイからホームになった瞬間だったりして。
●雑魚汁〆は、雑魚汁。魚のアラの入ったお汁かと思いきや、身がしっかりついた立派な魚がたーくさん。魚の旨みが凝縮したおつゆは、しみじみと美味しい。


魚自慢というだけあって、どの魚も新鮮。素材の良さを生かしたシンプルな調理法で出す1品1品は、どれも、文句のつけようのない美味しさ。決して安くはないけれど、お値段はかなり良心的で、CPはすこぶる高い。富山に来る機会があったら、またここに来よう。同じような時期でもいいし、ホタルイカの美味しい季節もいいかもしれない。そんな話をしながら、駅に向かって歩き出した私たちなのでした。
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●魚処やつはし(居酒屋))
住 所:富山県富山市桜木町6-4 千歳ビル1F
電 話: 076-431-8284
最寄駅:セントラム「桜橋」駅から徒歩3分
備 考:支払いは現金のみ。要予約。*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*
1日目(12月17日) つづき
12:43 福井 → 金沢 → 15:17 高岡富山へ行く前に、高岡で途中下車して、町を散策することにしました。
●大伴家持像駅前に鎮座するのは、万葉集を編纂した歌人・大伴家持の銅像。

家持は、越中守として、この地に赴任中、220首もの歌を詠んだそうです。 そのうちの一種が刻まれていました。
もののふの 八十をとめらが 挹みまがふ 寺井の上の かたかごの花
JR「高岡」駅から、高岡古城公園に向かう広い通りは、桜馬場通り。高岡城があった頃、馬場が置かれていたことに由来します。
●高岡大仏高岡城跡に向う途中、高岡大仏という大きな阿弥陀如来坐像があります。高岡大仏は、1221年の建立以来、火事によって何度も消失・再建を繰り返していましたが、1907年、高岡伝統の胴鋳物の技術を生かし、火に強い大仏を作ろうと、30年の歳月を経て銅像の大仏を完成させたそうです。台座の内部は、回廊となっています。
●高岡古城公園高岡城は、加賀金沢藩2代藩主・前田利長が、隠居後を過ごしていた富山城が火災で焼失したため、新たな隠居城として築いた城です。

大手門跡には、城の縄張りを担当した、高山右近像が建っています。キリシタン大名として有名。


利長の死後、「一国一城令」により、高岡城は廃城となり、建物は取り壊されましたが、全体の1/3を占める水濠や石垣は、築城当時のまま残され、公園として整備されています。


本丸と二の丸を結ぶ土橋の両側に積まれた石垣は、築城当時のもの。石は雨晴の岩崎石、氷見の小境石、虻が島石、早見川の花崗岩などから集められたそうです。石には、石工が付けた目印だと考えられる刻印を、ところどころ認めることができます。


雪で真っ白な本丸跡

本丸を見下ろすように立っているのは、鯰尾形兜姿で馬に乗る前田利長像。

あちこちで発掘調査が行われています。


朝陽の浜から「中の島」を望む。地元の人のお話によると、少し前だったら、紅葉がそれはそれは見事だったそうです。

朝陽橋のたもとの雪の上には、真っ赤な紅葉の葉が。


西外濠(池之端濠)の水面から本丸台地までは15mぐらいの高い崖になっています。春から秋にかけては、
お濠めぐり遊覧船(運航期間は、4月1日~11月21日の土日祝)で、この広いお濠をぐるっと見て周ることができるそうです。

富山県指定の「ふるさと眺望点」からパチリ。

路面電車・万葉線に乗って、商人町の山町筋へ移動。

このスマートな車体、ストラスブールを思い出します。


沿線の観光案内をする車内アナウンスは、富山出身の落語家・立川志の輔。(土日祝限定)

●山町筋の土蔵造りの街並み 前田利長は、高岡城築城の際、南北に延びる小高い丘の上に城と武家屋敷を置き、その西側に商人町を造りました。
山町筋 と呼ばれる商人町跡には、1900年(明治33年)の高岡の大火の後に、防火対策として建てられた、土蔵造りの町家が並んでいます。


黒漆喰にに塗り込められた建物は、観音開きの防火窓、鋳物製の鉄柱を備えています。東京駅を模して建築されたという赤レンガの銀行(富山銀行 本店)は、今も現役。


山町筋のさらに西には、高岡鋳物の発祥の地である職人町・金屋町があり、格子造りの家並みが今も見られるとのこと。こちらは、次回以降のお楽しみに。船でお濠めぐりが楽しめる季節がいいかな。
17:23 高岡 → 17:47 富山2時間程の散策を終え、富山に移動。駅前のホテルで一休みしたら、夜の街へ。
1日目(12月17日)
6:12 名古屋 → 大垣 → 米原 → 敦賀 → 10:47 福井富山行きの往路は、米原経由にしました。早朝、名古屋を出発しまずは福井を目指します。
●手打ちそば処やっこ福井では、乗継時間の2時間を利用して昼食タイム。地酒と蕎麦を愉しもうという計画です。訪れたのは、繁華街とは反対側の出口から徒歩10分程の住宅地に佇む「手打ちそば処やっこ」です。暖簾がかかるのと同時に店内へ。手前がテーブル席、奥が座敷になっています。我々は、テーブル席に陣取り、冷えた身体を温めるべく、熱燗を注文します。
*梵 ひやおろし 純米
*葉山葵
*きのこと小海老のかき揚げ天
*おろし蕎麦(細打ち、太打ち)

●梵 ひやおろし 純米 福井のお酒と言ったら、鯖江の蔵元・(
加藤吉平商店/鯖江)の梵ですね。冷でもうまいが、燗にした時の味の広がりと厚みがたまらない。
●きのこと小海老のかき揚げ天キノコの香りと、エビの食感が程好いかき揚げは、大ぶりでの厚みがあって、これだけでお腹一杯になりそう。季節限定に惹かれて頼んだのですが、地元の皆さんのほとんどは、定番メニューにある甘エビのかき揚げ天を注文。・・・その手もあったか。
●葉山葵のお浸し箸休めにもなりますし、酒の肴にもぴったり。


●おろし蕎麦福井なら、おろし蕎麦だろうと、細打ちと太打ちを注文。どちらも蕎麦の風味は穏やか。太打ちは噛み締めると後からほんのりと甘みを感じるタイプ。細打ちの方が香りがいいかしら。おろしは、辛味が薄いタイプ。この蕎麦には、山葵の方が合ったかも。どちらかは、ざるにすれば良かったと後悔。蕎麦つゆは、名古屋程ではないけれど甘い系。鰹の風味はいい感じなんだけれど、醤油のせいかな。と思って調べたら、北陸の醤油は総じて甘いみたいですね。特に旧加賀藩だった地域では、甘い醤油を好んで使う「甘口醤油文化圏」ともいうべき
傾向が強いらしい。ふーん合点。


蕎麦屋というより、地元の食堂といった風情のお店で、開店して30分も経たないうちに、地元の家族連れらで、ほぼ満席になる人気店。メニューは、ソースカツ丼セットや、牛すじ丼セットなどセットものが中心。蕎麦だけを目指したら、ちょっと肩透かしの感はありますが、県外者にとっては、福井の地酒が昼から飲め、駅からのアクセスもいい、という利点はあるのかな。
12:43 福井 → 金沢 → 15:17 高岡福井で昼蕎麦酒して、いい気分になった我々は、再び列車旅に戻ります。
つづく
12月の話になりますが、18きっぷを利用して、週末に富山へ出かけてきました。






路面電車に乗って、城下町を散策し、その合間に、富山のオイシイに舌鼓。せっかくなので往路復路でルートを変えましょうと、行きは福井経由、帰りは高山経由に。途中下車ご飯も満喫し、キトキトのお魚の如く、まるまる太って帰ってきました。
~ 日程 ~2011年12月17日(土)~18日(日)
~ 見る・楽しむ ~[高岡] 高岡古城公園、
山町筋、
いまこけ高岡[富山] 富山城跡[岩瀬] 岩瀬の町並み ~ 食べる ~[福井] 手打ちそばやっこ(蕎麦)
[富山] 魚処やつはし(居酒屋)
[岩瀬] 丹生庵(蕎麦)
[高山] CENTER4(ハンバーガー)
~ 参考サイト ~路面電車関連
⇒
万葉線、
ポートラム、
富山地方鉄道城関連
ザ・登城~ 参考文献 ~太田和彦著 『居酒屋おくのほそ道』
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