春から初夏にかけての期間限定のお楽しみ、長野の清水牧場の
羊のウォッシュチーズを名古屋で発見!今シーズンは、もう終わり・・・と思っていただけに嬉しさ倍増♪
****食べて、飲んで、調べたこと・・******************************************
Brebis
清水牧場は、長野県の北アルプスの山奥で、自前の牧場で飼育する牛や羊のミルクを使って、チーズ作りをしているフェルミエ(農家製手作りチーズ)タイプのチーズ工房です。ここで作られるチーズは、どれも丁寧に作られていて、牛や、羊たちが育った大地の匂いを感じます。色々なタイプのチーズを、数年続けて食べていますが、年を重ねる毎に、味の複雑さが増し、その味わいが、どんどん進化!私にとって、目が離せないチーズです。
季節限定のBrebisは、濃厚な羊のミルクから作った、ウォッシュタイプのチーズ。山に遅い春が訪れ、春の一番草が牧場に芽吹いた頃のミルクで作ったこのチーズは、この時期ならではのお楽しみ。
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表皮は、オレンジ色でねっとりとしています。カットすると、羊らしく中は真っ白。まだ少し芯が残っていましたが、冷蔵庫から出してから少し時間を置くと、トロっととろけてきます。ウォッシュ特有のねっとりとした香りも増してきて、そんな頃が、食べ頃。 羊らしい濃厚なミルクの甘味、熟成したチーズならでは奥深い味わい、喉元を通り過ぎた後の長い余韻にまったりできます。本場フランス産のチーズと並べても、全く遜色のない、個性と力強さ。いやいや、頼もしい。
このチーズが底力を発揮するのは、ワインと合わせた時。
赤い果実を煮詰めたような果実味たっぷりの赤ワインとあわせると、ミルクの獣香が立ち、ワインの味に厚みが増す感じ。Champagneとあわせると、蜜の甘さが立ち昇り、Champagneの持つ底力が、ぐっと引き出される感じ。先日、ボルドーの白と合わせたら、ワインがパイナップルジュースのようなトロピカルな味に変化。これにはびっくり。一緒に飲むワインを、これだけ変化させるチーズというのも、珍しい。相性をあれこれ探るのも、楽しさの1つ。さて、次は何と合わせてみましょうか。
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●清水牧場 チーズ工房 (チーズ工房)
住 所:松本市奈川51
電 話:0263-79-2800
場 所:県道39号野麦街道を野麦峠に向かって進み、案内板を左折。
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