桜は、開花してから満開になるまではゆっくりなのに、綺麗な時期は短く、パっと散ってしまうことが多いのですが、今年は逆ですね。咲き始めから満開になるのは早かったのに、見頃になってから花が長持ちしています。お陰で、会社帰りに夜桜見物・・・なんてこともできました。
夜桜見物に訪れたのは、名古屋の桜の名所の1つ「山崎川」。川沿いに続く桜並木がライトに照らされて幻想的。数年ぶりに来たのですが、以前程の賑わいはなく、のーんびりとした雰囲気。ライトアップする区間が減ったからなんでしょうか。静かで落ち着いた雰囲気の夜桜・・・というのもいいですね。
夜桜を見て、瑞穂区役所駅に向かう途中、「Bistro Lapin」という看板が見えてきました。店の入口には、本日のお薦めを書いた黒板があり「国産ホワイトアスパラ」の文字が。・・・・今夜は、ここで夕食をいただくことにいたしましょう。メニューは日替わり。リエット、パテ、ダフィノワ、エスカルゴなどのBistro定番のメニューもあれば、パスタやリゾットもあります。価格設定はリーズナブルで、ワインリストも、お料理の値段に見合ったものを揃えていて、好感が持てます。
*食前酒:カバ
*ホワイトアスパラの温泉卵添え x2
*バゲット
*鴨胸肉のロースト ソースポワブル
*デザート:ガトーショコラ、クリームブリュレ
*ワイン:Château Montalon 2005
*コーヒーx2
●ホワイトアスパラの温泉卵添え
アスパラに温泉卵を添えて、胡椒、パルミジャーノ、オリーブオイルをかけた定番料理。こちらのは、グリーンアスパラとホワイトアスパラが彩り良く盛られていました。今年初のホワイトアスパラ。温泉卵を潰して絡めていただきます。瑞々しくて、甘みたっぷり・・・なところが国産らしいですね。残った卵ソースがもったいないので、バゲットを追加オーダー。わざわざ温めて出してくれました。
●鴨胸肉のロースト ソースポワブル
こちらは2人分からオーダーのお料理。胡椒の風味を利かせた赤ワインソースを敷いた皿にカットした鴨のローストが盛られ、グラッセした、ニンジン、カリフラワー、ワラビ、ブロッコリー、サツマイモ、ベビーコーンが彩り良く添えてあります。盛り付けが綺麗。こんな可愛らしい感じで出てくるとは思いませんでした。鴨は柔らかく、火の通りも良く、添え物のグラッセもバターの風味をしっかり効かせてきちんと作ってあります。シェフの意欲が感じられる1品。
●デザート
私はクリームブリュレ、相棒はガトーショコラをオーダー。ビストロなので、素っ気無いものが出てくるかと思いきや、イチゴ、キウイ、キンカンなどのフルーツが添えられ、ソースで模様を描いているなど、なかなかお洒落に出してくれます。500円のデザートなのに、これでは、なんだか申し訳ないくらい。クリームブリュレは、カラメルの苦味が効いていて美味しい。
食後のコーヒーを飲んでいたら、厨房からシェフが出てきて、ご挨拶。お店は、昨年12月にOpenしたばかりなんだそうです。席数は20席ほど。厨房はシェフ1人、フロアはお嬢さん1人とお若い2人で切り盛りしているのに、バタバタ感はなく、寛いだ雰囲気で食事が楽しめました。盛り付けは美しく、全体的にポーションは軽め。彩りが綺麗なだけではなく、素材の旨味を引き出そうと、まじめに丁寧に作ったお料理という感じ。メニューは日替わりになっていて、その日に仕入れた旬の素材によって、内容が変わるようです。ビストロの定番であるバテやリエット、その他のお料理も試してみたくなりました。すぐ近くに女子大はありますが、栄の中心部から離れた住宅街。経営的にちゃんと成り立つのか心配になってきます。この日も私たちの他に4組程のお客さんがいましたが、ワイン飲んでいるテーブル、なかったですしね・・・。メニューにパスタやリゾットもないと、なかなか難しいのでしょうね。気軽にふらっと入りやすい店構えをしていているので、花見や瑞穂競技場でのサッカー観戦の帰りに、軽く飲んでお食事するには、好都合。機会があれば、またちょっと立ち寄ってみたいお店です。
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●Bistrot Lapin (ビストロ)
住 所:名古屋市瑞穂区佐渡町1-24 セゾンピア中川1F
電 話:052-852-7077
最寄り駅: 地下鉄「瑞穂区役所」徒歩5分
備 考:支払いは現金のみ
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