新年あけましておめでとうございます我が家で迎えた2008年。いつもの食卓を、ちょっぴりお正月らしくしよう・・・と大晦日から大慌てで、「お節風」の料理を用意して、新年をお祝いしました。
*屠蘇
*お節(イクラ、なます、伊達巻、昆布巻、蒲鉾、栗鹿の子、鴨のロース、酢牛蒡、くぎ煮)
*鴨の治部煮
*かぶら寿司
*黒豆
*鰤の柚庵焼
*お雑煮
*日本酒(癒し人九平次 COLLECTION EYE 2006 / 萬乗醸造)
今年も、9分割のマルチプレートが大活躍。前日から作っておいた
伊達巻、なます、酢ゴボウ、鴨ロースに、買ってきたイクラ、蒲鉾、くぎ煮(orゴリ)、栗鹿の子、昆布巻きを彩り良く、1人分づつ盛り付けました。
●鴨のロース
①鴨ロースの皮に1cm幅の切れ目を入れ、フライパンで皮目から両面焼いて取り出す。
②フライパンに醤油・ワイン各1/2カップ、味醂、水飴各大匙1を煮立てる。
③②に鴨肉を入れ落し蓋をして両面5分煮たら取り出してホイルで包んで休ませる。
④食べる時に鴨を薄切りにして、煮汁を温め直してかける。
●鴨の治部煮
我が家ではすっかりお正月の「顔」ともなった鴨の治部煮。年末の北陸旅行で、
金沢加賀麩不室屋の本店で買った生麩を使って作ってみました。味付けは去年より少し濃い目。
~ 下準備日をしよう ~
①干椎茸を椎茸の戻し汁、砂糖、味醂、醤油(20:1:1:1)で煮含める
②煮きり酒1/2カップ・煮切り味醂1/3カップ・醤油1/4カップで合わせ調味料を作る。
③小松菜をさっと茹で、里芋を鰹出汁で含め煮する。
~ 鴨を煮よう ~
①鴨肉を5mmの薄切りにして、砂糖少々を加えた小麦粉をまぶしておく。
②カブ、生麩を適当な大きさに切っておく。
③鰹出汁と同量の合わせ調味料を煮立て、鴨をさっと煮て取り出す。
④鴨の脂が出たその煮汁で、カブ、生麩を煮て、火が通ったら、鴨を戻し
煮含めておいた里芋、椎茸、下茹でした小松菜を加えてさっと温める。
⑤カブ、里芋、麩、椎茸、鴨茸、生麩、小松菜を盛りつけ、山葵を天盛りしする。
黒豆は、元旦で食べる分は、近所の料亭「か茂免」のものを、2日以降は、相棒のお義母さん手作りの黒豆をいただきました。お雑煮は、香ばしく焼いた餅に、あらかじめ煮ておいた椎茸、鶏肉、百合根を盛り、薄切りの大根、ニンジンの入った鰹出汁を張り、絹さや、柚子を散らした関東風。
●鰤の柚庵焼き
こちらは、お節が品薄になった時のお助け惣菜。漬け汁は、漬け込み時間が長くなることを想定して少し薄めにしてあります。漬け込んだまま冷凍しておくと、イザという時に重宝します。
①鰤の切身を半分に切って、切身と同量の漬け汁(醤油・味醂・酒=1:1:1)
切身分の柚子の輪切りと一緒に、ジッパー付の袋で漬け込み、冷蔵庫へ。
②大根を拍子切りしたものを酢に浸しておき、梅干の微塵切りを味醂とあえておく。
③鰤を両面焼いたら、②を彩り良く添える。
●かぶら寿司
かぶら寿司は、塩漬けのカブに塩漬けの鰤の切身を挟んで米麹に漬け込んで発酵させた、金沢の郷土料理。これも年末の北陸旅行中、
四十萬谷本舗で買ってきたもの。シャキっとした歯触り、乳酸の香り、噛み締める毎に広がる旨味とコクが堪らない美味しさ。日本酒の肴には最高のお漬物ですね。美味しい。
●醸し人九平次 袋取り大吟醸 COLLECTION EYE 2006
そして、今年最初の1杯は、九平次の大吟醸中取り「お点前 佐藤彰洋」の1年熟成酒。昨年の2005に引き続いて、2006ヴァージョンを、今池の
秋貞商店さんで購入しました。
ラベルデザインもお洒落なCOLLECTION EYE 。名前の「EYE」は、袋取りで垂れる一滴一滴の雫が、澄んだ瞳を彷彿させる輝きがあることから名づけられたそうです。
飲むのは冷やで。香りは、ほんのりと南国フルーツを思わせる華やかさな香り。口に含むと、きめ細やかな引き締まり感と透明感、熟成からくるコクを感じます。洗練された味わいながら、甘辛濃い味のお節料理にも負けない力強さがあり、食中酒としても◎。鴨のロースとも好相性。栗鹿の子ともなかなかよい感じ。でも一番良かったのは、かぶら寿司でしょうか。朝っぱらから、カンカンと酒が進んでしまいます。朝から気の向くままに盃を重ね、美酒に酔いしれる・・これが幸せというのでしょう。2008年も美味しいものを美味しく味わえる、心と身体を維持できますように・・・。
PS
年末の北陸旅行(福井~富山~石川)については、近いうちにUPする予定です。
よろしければ、こちらもまたお付き合い下さいませ。