9月22日(土) うどんやめぐり1日目
5:00
ジャンボフェリーは50分遅れで、朝の5時に高松港に到着。遅れてもいい時には定刻より早く、早く移動したい時には遅れる・・・というのは、毎度のこと。フェリー乗り場の窓口でキーをもらい、車をピックアップ。さぁ移動です。しばらくぶりなので、今回は、新規開拓をすることに。うどん仲間からの情報を頼りに、新しい店、移転した店を周りました。
6:00
◆喰うかい◆(丸亀市港町)
最初に訪れたのが、丸亀魚市場の『喰うかい』です。朝5時から営業しているセルフの店。魚の天ぷらが美味しいと評判。それもそのはず、新鮮な魚を、注文があるごとにその場で揚げてくれるのですから!我々は、この日のお薦めの中から、イワシ、イイダコを揚げてもらいました。熱々のところを塩で。これが旨いのなんの。イワシは身が厚く脂が乗っているし、イイダコは噛み応えがあってプリプリ。ウマウマです。
さて、肝心要のうどんは、冷かけ(小)を。麺は、透明がかった中細麺で、ネチっとした腰があります。出汁は、少し甘目のガツンとイリコ出汁。あぁ、香川に来たなぁと思わせる味。早朝からこの味が楽しめるのは、フェリーで香川入りする県外者にとっては嬉しい限り。JR丸亀駅からも徒歩圏内なので、ここからスタートというのが定番になりそう。
7:50
◆さか枝 宇多津店 ◆(宇多津町)
続いて向ったのが、宇多津町。香川県庁そばの名店『さか枝』の支店が、四国医療専門学校内で営業しているのです。「学生食堂」ですが、道路沿いにデイリーヤマザキと並んであり、一般人も入りやすい作りになっています。
7時半の開店に合わせて作ったと思われる麺は、時間が少々経っていたのがちょっと残念でしたが、さか枝らしい安定感があります。透明感のあるすっきりとしたイリコ出汁との相性は◎。小(100円)でも一般店並のポーションがあるのも、本店同様。
9:00
◆上戸◆(豊浜町)
ここから車を西へ、西へ・・・とひたすら飛ばします。今回レンタカーを借りたのは、箕浦駅前に移転した『上戸』を訪ねる為ともいえます。しかし・・・
西の果てまで行って、こんな貼り紙を見るとは思いませんでした。・・・まぁよくあることですが。・・・くぅぅぅぅ。ここのどっしり系の麺、食べたかったなぁ。
10:20
◆池上◆(高松市香川町)
気を取り直して向ったのが、『池上』の移転先。ルミばあちゃんが神業的な作り方で打つうどんは、もう絶品で、一時期何度か通った店でした。
最近は、打ち手が変わり、かつての面影はない・・・・と聞いていたのですが、やっぱり自分の舌で確かめたい。新しい店は、長蛇の列が出来る人気ぶりで、食べられるまで20分待ち。ルミばあちゃんは入院中で不在で、当然のように、あの強烈なインパクトのあるうどんに出会える訳でもなく・・・。『池上』という名の全く別の店になっていました。
高松市内の小さな小屋のような製麺所で麺を打ち、自転車で玉売りに出かける前のほんのわずかな時間だけ、うどんを食べさせてくれていた頃、営業時間が短いから幻の名店と言われていました。本当に幻の味になってしまった・・・。私にとっては、思い出の中だけに存在する店となってしまいました。ちょっと淋しい。
つづく