アメリカ出張の際にビジネスランチで食べた「牛肉のスローロースト」の味が忘れられない・・・そんな相棒の話を、何度か聞くうちに、私も食べてみたくなりました。スローロースト。・・・で作ってみました。近所で手に入る、牛モモ(写真左)、豚ロース(写真右)、豚モモなどの塊肉を買って来て。作ってみて驚いたのが、肉の塊を低温のオーブンでじっくり時間をかけて火を通す、ただそれだけで、肉がびっくりするほど柔らかく、しっとりと焼き上がること!このお手軽さで、このギリギリの火入れ具合での仕上がりは、なかなか感動モノ。今では、私の方が気に入って、我が家の定番料理になりつつあります。
●スローロースト
~ 牛肉の場合 ~
①玉葱、ニンジン、セロリ、ニンニクを微塵切りにする。
②牛の塊肉(600g)をオリーブオイル、ローリエ、①の野菜でマリネして1晩置く。
③マリネした野菜をきれいに取り、塩・胡椒して、グローブ数個を刺したら
100度のオーブンで75分かけて焼き、(途中で引っくり返す)
ホイルに包んで、45~60度で30分程保温。
④スライスして皿に盛る。
~ 豚肉の場合 ~
①豚の塊肉(600g)に塩をすり込んで胡椒を振り、タイム、ローズマリー、バジル、
オレガノ、マジョラム、エストラゴンなどの乾燥ハーブをたっぷりまぶし、
生のローズマリー数本と一緒にラップで包んで1晩置く。
②キッチンペーパーで水気を拭き取り、100度のオーブンで90分、
ホイルに包んで、45-60度で30分程保温。
③スライスして皿に盛る。
スローローストの魅力は、簡単な手順と調理法で、肉が柔らかく、ジューシーに仕上がること。表面を焼き固める手間も不要。あれこれ試して意外と良かったのが、豚モモ。脂気が少ないので、乾燥して、パサつくかなと思いきや、いえいえ、柔らかくしっとりとした仕上がり。熱が入り過ぎないので、レアとミディアムの中間の焼き具合が実現。色はきれいなピンク色で、上等なハムのよう。肉が300gの場合は、焼き時間が60分程度で済むので、前日の夜にマリネした豚モモを朝オーブンで焼いて、夜はこれを温め直すだけ・・・そんな日がもう何度か。豚の場合は、塩気しっかり効かせているので、ソースがなくても良く、さらにお手軽。その代わり、ハーブだけは気前良くたーっぷりと。これ基本。ちなみに、この料理、珍しく全工程私が担当。細かいことを気にせず、男の料理っぽく、思い切り良く、どうぞ(^^)