ワインを美味しくしてくれるチーズの代表格が、PARMIGIANO REGGIANO。 これにイタリアで購入した、長期熟成のACETO BALSAMICO DI MODENA があれば、万々歳。
今回購入したParmigiano Reggiano La Villaは、ヴァッケ・ロッセ種という赤牛のミルクのみで作った29ヶ月熟成のチーズ。La Villaは、オーがニックにこだわった家族経営の小さな作り手で、1日に製造するチーズは、わずか6ホールのみなのだとか。貴重なチーズが、日本の名古屋で入手できるなんて、ありがたいことです。しかも、店頭で切り立てですよ(^^) 少し多めに200g分カットしていただきました。
ミルクの味がわかるように、コロコロにカットしていただきます。ジョリジョリっとした舌触りとアミノ酸たっぷりの旨みがするのかなと思ったのですが、意外や意外。香りはフルーティーで、ミルクの甘さがふわ~っとします。ミルクの味は濃厚で複雑さがあり、大事に育てた牛の上質なミルクを使っていることがわかります。塩気も程好く味にパンチがあるタイプではないけれど、一口齧る毎に、ミルクの旨みをじんわり、じわっと堪能できます。ウマウマです。ハーブ香のある蜂蜜とあわせてもいいし、胡桃と一緒にポリポリするのもいいけれど、私は、Balsamico派ですね。とろっとした練れた旨みを加えるとさらにワインが進みます。
という訳で、この日は、ペコリーノ、コルス、パルミジャーノとセミハード&ハードタイプが中心のプラトー。唯一のしっとり系が、CASHEL BLUE。アイルランド産の牛乳製の青カビです。ゴルゴンゾーラを思わせるねっとりとクリーミーな生地に、スティルトンのようなピリピリと刺激的な青カビを散らした個性的なチーズ。ワインというより、ポートとか、ビールなんかに合わせたい。チーズ初心者に食べさせたら、青カビ嫌いになりそう。合わせるワインは、ちょっと思案中。とりあえずイタリア系はNGでした。