前々から気になっていた
Curnontueの
白かび熟成の乾燥ソーセージを名古屋駅前のジェイアール高島屋の地下食品売り場で見つけました。いやぁ・・・日本でもこんな本格的で個性的なサラミが作れるようになったのですね。期待を上回る美味しさに感慨もひとしおの今宵の晩酌でございました。
●白かび熟成の乾燥ソーセージ
Curnontueは、フランスのジュラで修業したご主人が岐阜県は飛騨高山の清見町に工房を構えるCharcuterie Salaison。こちらで作るCharcuterieの中で一際目を引くのが、白カビで覆われたサラミ。
包みを開くと、白カビチーズのようなしっかりとした白カビで覆われた、白菌熟成の細長いかサラミがコロン。その佇まいだけで、そそられるものがあります。くんくんと匂いをかぐと熟成した白カビチーズのような独特の芳香が(^^) 逸る気持ちを抑えて、早速カットしてみると、外側のカビの白、真っ赤なサラミに、背脂の白と粒胡椒の薄緑がいい具合に散っていて、ビジュアル的にも良い感じ。さらに期待が高まります。これは、卓上でナイフでちびちびカットしながらワインを飲むですね(^^)v
切った端っこを口に放り込んだら、期待以上の旨さにびっくり!白カビ独特の風味と豚赤身と背脂のコクが口中に広がり、ピリッとした胡椒がアクセント。水分の抜け具合と味の凝縮感、味の深みが申し分なく、噛み締める毎に練れた肉の旨味がジュワジュワっと広がります。いやぁ、これはなかなか本格的のサラミですよ。黙って出したらきっとほとんどの人が日本産のサラミとは思わないんじゃないかな。国産のハムやソーセージ類には物足りなさを感じていた私ですが、ここのサラミはかなり気に入りました。日本のサラミもここまで来たかーという感じ。ワインが進むこと請け合い。これにペコリーノと熟成したバルサミコ酢があれば、何もいりません。安物のイタリアワインの美味しさが倍増。ありがたいことです。