名古屋の夏は、半端じゃなく湿気と暑さの猛攻に、さすがの私も食欲も減退気味。そんな時のお助けめMENUとして、最近我が家の食卓に登場するのが、かりもりのすり流し。
かりもりは、愛知特産の瓜科の野菜で7月から8月にかけての今が旬。漬物けにして食べるのが一般的なのだそう。東京出身の私は、つい最近まで食べたことがなかった野菜。相棒の「かりもりのすり流しが食べたいなぁ・・・」というリクエストに答えて作ったところ、これが調子がいい。食欲振の胃の準備体操にもってこいの、さっぱりとした美味しさ。すっかり気に入って毎晩のように作っています。
●かりもりのすり流し 2人分
NHKの
さらさらサラダに出演していた料理家、廣瀬ちえさんのレシピのアレンジです。
①かりもり大1個なら半分、小なら1個を縦割りにして種を取ってから、小口切りする。
②おぼろ昆布、味噌、かりもりをフードプロセッサーにかける。
③かりもりがドロドロになったら同量の昆布出汁と合わせて冷やす。
④薬味を用意する(細葱の小口切、ミョウガと大葉の千切り、すり胡麻、おぼろ昆布)
⑤食べる直前に椀に盛り、好みで薬味を加えたら、出来上がり。
すっきり美味しくいただくには、薬味は、どれも外せません。ミョウガがないと香りと苦味が掛けるし、すり胡麻があるとないとでは、味の厚みも違います。味噌は多すぎると色が汚くなるし、少なすぎると味にしまりがなくなるので、味噌の種類によって加減が必要。2人分で大匙1杯くらいが目安。味噌が少なかった時は、おぼろ昆布と胡麻を少し多めにいれると美味しくなります。名古屋の暑さが緩むような気配はなく、当分の間、このかりもりの汁もんに頼る日が、続くことになりそうです。