◆Ballard Inn & Restaurant
3日目のDinnerに訪れたのが、地元のワインが充実していて、お料理も美味しいと評判の
Ballard Inn & Restaurantです。SolvangからLos Olivosへ向かう途中の葡萄畑の中にある、宿泊施設を併設しているお洒落なレストランです。外気は涼しく、明るかったので、テラス席でお食事をいただくことにしました。Menuの品数は、決して多くありませんが、どのお料理も想像力をかきたてるものばかり。眺めているだけで、楽しくなります。
この日のオーダーは
*Tomato Cucumber Gazpacho with Avocado ×2
*Sesami Crusted Venison with Saouteed Corn Shiitake
Mushrooms and Lemongrass Mashed Potatoes ×2
*Kalyra California Vintage Port, 2001
*Warm Chocolate Cake with Banana Ice Cream
*Melville Estate Pinot Noir 2004
*エスプレッソ/炭酸水
●Tomato Cucumber Gazpacho with Avocado (ガスパチョ)
Gazpachoは、トマトベースの冷製スープ。スペイン・アンダルシア地方の郷土料理です。目の前にお皿が置かれた瞬間、その美しさにため息が出そうになりました。真っ赤なGazpachoの中央に細かく切ったキュウリとトマトの浮き身が盛られ、その周りにアボガドクリームを品良く散らし、オリーブオイルをすっと垂らしてフレッシュバジルを添えた、彩りも美しく香り良い一皿です。スープはひんやりと冷たく舌触りが滑らか。見た目の印象の通り、上品な仕上がり。爽やかな酸味が食欲を引き立ててくれます。
●Sesami Crusted Venison with Saouteed Corn Shiitake Mashrooms and Lemongrass Mashed Potatoes (鹿のロースト)
Menuの最後に、
Venison(鹿)の文字を見つけた瞬間、2人ともメインのオーダーは決まってしまいました(^^) 好きなんです、鹿。鹿を食べるために冬場にわざわざ
北海道へ行っちゃうくらい好き。出てきたお料理は、とってもお洒落。鹿のローストに添えてあるのは、刻み葱がたっぷりはいったマッシュポテトに椎茸、コーンのソテー。ソースにレモングラスで香り付けして、胡麻を降っているなど、新しいものをどんどん取り入れているところに、カリフォルニアキュイジーヌらしさを感じます。鹿肉は、柔らかく肉汁がたっぷり。クセがなく上品な味わい。コーンの粒々感、胡麻の香ばしさ、椎茸の旨味、レモングラスの香りが、アクセントとなっています。この日のワインとの相性も◎◎
●Melville Estate Pinot Noir 2004
鹿料理にあわせて頼んだのが、
この日の午前中訪れた
MelvilleのPinot Noir。赤いベリー系のぎゅっとした果実味と鹿肉との相性は◎。可憐な味わいながら、肉やソースにも負けない強さがあります。ほのかな草の香りが、レモングラス入りのソースとも良く合い、互いの美味しさを互いが引き立てるまたとない組み合わせ。こういう楽しみ方が味わえるなんて、ホント幸せです。大満足。
こちらの料理は美味しく、ポーションも適当だったので、封印していた(?)食後のお楽しみ・・・に突入。ショコラ好きの相棒は、
Warm Chocolate Cake with Banana Ice Cream(ガトーショコラのバナナアイスクリーム添え)をチョイス。デザートの盛り付けもなかなかお洒落。ショコラの焼加減も上々だったようです。
私は,デザートワインのリストの方に目がいってしまい(^^ゝ
初日に
訪れただけで、Tastingしなかった
Kalyraの
Vintage Port 2001をいただくことに。ポルトガルの品種Tinta Cao, Tinta Rorizのブレンド。まだ若くて熟成香はなく、ポルトというより、バリニュスにイメージが近いかな。ドライフルーツや砂糖漬けのオレンジの皮、カカオのフレーバー。お日様を沢山浴びた熟した葡萄の甘さを感じます。チョコレートとの相性も◎
ここの魅力は、地元SBのワインが充実していて、そのワインに合った料理が楽しめる所。店の雰囲気はエレガントで、サービスも行き届いているので、居心地が良く、料理のポーションも適量で、前菜・メイン・デザートまで余裕を持っていただけるところも◎ オーベルジュとあって宿泊客の客層は、我がDays Innとは雲泥の差。2階から降りてくる皆さんに、短パンにTシャツなんて人はいなく、皆さんエレガントな装い。こちらを訪れる際は、是非とも予約の上、お洒落して出かけたい。もちろん、都会の洗練されたレストランと比べてしまうどうかなと思う点もあろうかと思いますが、この田舎町にしてこれだけの味を燐とした雰囲気で楽しめるあたりに、SBの底力を感じました。
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● Ballard Inn & Restaurant(カリフォルニア料理)
住 所:2436 Baseline Avenue Ballard, CA 93463
電 話: 805-688-7770
備 考:カード使用可*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*