シェーブル(山羊のチーズ)は、春から初夏にかけてのこれからの季節が旬。山羊は春先に出産シーズンを迎えるので、この時期はミルクが濃く、量も豊富。山羊の赤ちゃんを育てるミルクがチーズとなって、食卓に初夏の香りを運んでくれます。ミルクを固めて、水分を抜いただけのフレッシュタイプのチーズは、この時期だけのお楽しみ。熟成したコクのあるものとは、また違った味わいが楽しめます。
Faisselle Chevre DUBOIS-BOULAYは、穴のあいたFAISELLE(水切り籠)に入ったフレッシュタイプのシェーブル。これを職人さんの手で熟成させるたものが、私の好きなCROTTIN DE CHAVIGNOL(クロタン・ド・シャヴィニョル)になるのだそうです。
真っ白なチーズは、口に含むと、山羊ならではの爽やかな酸味が広がり、後からほんのりとした甘さが追いかけてくる感じ。香りも味わいも穏やかで「生まれたての美味しさ」が味わえます。
そのままいただくも良しですが、酸味のあるパンと一緒に食べても面白い。ミルクの甘みが引き立ちますジャムや蜂蜜を添えたり、香りの良いハーブ野菜と一緒に食べても美味しい。
太陽の日差しの強さが増すにつれ、店頭に並ぶシェーブルの種類も豊富になり、今度は、練れた美味しさも味わえることでしょう。名古屋の夏の暑さには辟易しますが、シェーブル好きとしてはたまらない季節到来です(^^)