10月30日(日)3日目 つづき
千歳方向に戻る途中、大滝村に差し掛かったあたりで、雨足が止まりました。せっかくなので、近くの温泉で立ち寄り温泉を楽しむことにしました。向ったのは、北湯沢温泉です。
◆北湯沢温泉「御宿かわせみ」(大滝村)
玄関は無人。「日帰りの方はカウンターの箱にお一人様500円を入れて入浴下さい」という表示と料金入れのダンボール箱が置いてあるだけです。なんとも大らかですね。
こちらの温泉の魅力は、川沿いの風情ある露天風呂。脱衣所から露天風呂に辿り着くまでが迷路のようにわかり難く、慣れないとオロオロしてしまいます。脱衣所の階段を下りると内湯になっていて、そこの右壁にある小さなくぐり戸を通り抜けること2回。通路に出たら左手奥の引き戸をそろそろと開けると、目の前が露天風呂です。そこには入らず、左手の鉄パイプの階段をそろりそろりと下りると、ようやく川沿いの岩風呂に辿り着きます。川沿いの紅葉を愛でつつ、川の音を聞きながら入るお風呂は格別です。お湯は熱すぎず、ぬるすぎず、丁度良い湯加減。混浴ですが、広々としているので、他のお客さんや時間を気にせず、夫婦一緒にほんのり、ゆったり楽しめます。
◆きのこ王国(大滝村)
国道276号に戻って千歳方面へ向う途中、
「きのこ王国」というベタな看板が左手に見えてきます。ここは大滝村特産のきのこの即売所。一杯¥100の「きのこ汁」が人気です。建物の外では、野菜や果物の「市」が出ていて、これがどれも破格値。ジャガイモ(北あかり)詰め放題¥200についつい飛び付いてしまった私。ほんの冷やかしだけのつもりだったのに、勢いがついて、あれもこれもと買い込んでしまいました。
◆泰我(千歳市)
千歳市内に着いたのが午後4時半。飛行機の時間にまだ余裕があったので、空港近くのラーメン屋さんで、早めの夕食をいただくことにしました。カウンター席数席とテーブル数卓の小じんまりとした店ですが、通路を広く取っているせいか、明るく広々としています。頼んだのは、味噌と塩。北海道らしい太目の縮れ麺に野菜炒めが入っています。北海道のラーメンのスープは、こってりしていて味が濃いというイメージがありましたが、どちらも意外とおとなし目の味。強烈な個性やインパクトはなかったけれど普通に美味しくいただけました。
思い立ってから旅立つまで僅か4日間。下準備にかける時間がほとんどなかった割には、鵡川、十勝、ニセコ、札幌・・・と「食」に充実した旅をすることができました。胃袋も好奇心も満たされた秋の北海道でした。名古屋に戻ってから、チーズショップでチーズを見る目が少し変わりました。「十勝」という文字や、見覚えのあるラベルにはついつい反応してしまいます。国産のチーズ、ちょっと応援したくなりました。頑張って食べよー!
「秋の北海道」の散策の参考にしたのは・・・
~ チーズ工房めぐり ~
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Natural cheese in Hokkaido
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北海道のナチュラルチーズ
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ふれあいファームガイド
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北海道ナチュラルチーズ紀行
~ シシャモ三昧 ~
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鵡川町
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鵡川町商工会