少し前になりますが、夏の真っ盛りの8月。あまりの暑さに体力を消耗して、ガスコンロの前に立つ気力をを失って、ご近所のオステリアでディナー。
冷たい白ワインを食前酒代わりに呑みながら、本日のお薦めのメニューの黒板を睨みつつ思案のひととき。オーナーに、色々とアドバイスを頂戴し、メインのお肉を宮崎産のイチボから三河産のランプに変え、旬のポルチーニはパスタで組み込み、このようなオーダーとなりました。
*地鶏レバーのトスカーナ風クロスティーニ
*ランプレドット
*イタリア産フレッシュポルチーニ茸のピーチ
*愛知県産三河牛ランプ肉のビステッカ
*ワイン:グラス白・赤、料理に合わせて色々
*食後酒:Lucrezio R Berchidda Collezione Privata
Malvira grappa di Barolo
*エスプレッソ
●地鶏レバーのトスカーナ風クロスティーニ
トスカーナ料理の前菜には欠かせない定番中の定番のクロスティーニ。鶏のレバーを炒めてから煮つめたペーストを、炙ったバゲットにこんもりと盛られて運ばれてきました。肉のゴロゴロした食感と野性味、しっかりとした塩気があって、小洒落ていないところが、現地っぽくて好きかも。これはワインが進みます。
●ランプレドット
続いては、フィレンツェのB級グルメの筆頭「ランプレドット(Lampredotto)でございます。牛のギアラ(赤センマイ)を香味野菜と白ワインでじっくり煮込んだ、イタリア版もつ煮込み。 こういうメニューがあると嬉しくなっちゃう。ワインが止まらない。
●イタリア産フレッシュポルチーニ茸のピーチ
カウンターのお皿にこんもりと盛られていたフレッシュポルチーニをパスタにしてもらいました。極太麺のビーチが、ポルチーニのしっかりした風合いを受け止め、素朴な美味しさ。
●愛知県産三河牛ランプ肉のビステッカ
この日のお肉のラインナップでは、脂身が少なく、赤身に旨みのある「三河牛のランプ肉がいいですよ」というオーナーのお薦め通り、肉質は良く、焼加減も上々。良い選択でした。
●食後酒
美味しい肉料理をしっかり食べたディナーの〆には、やっぱり食後酒。グラッパを色々と取り揃えてあって、どれにしようかな・・・のお楽しみタイム。私はサルディーニャの「Lucrezio R Berchidda Collezione Privata」を、夫君はバローロの「 Malvira grappa di Barolo」をチョイス。芳しい香りに癒されました。
フィレンツェを訪れたのはもう十数年前になるけれど、現地を旅した時の匂いを思い出させる肉使い、力強さ、ポーション、それをじっくり反芻させてくれる接客、オーナーの人柄が相俟って、楽しいひと時を過ごせました。グラスワインのコスパが良いのもポイント高し。美味しく、楽しく大満足。またたっぷり肉を食べに来よう。
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●antica osteria BACIO(イタリアン)
住 所:名古屋市東区筒井3丁目33−1
電 話: 052-932-1919
最寄駅:地下鉄「車道」駅より徒歩5分
備 考:クレジットカードの使用可
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