夕方18時過ぎに大阪に向かう新幹線に乗ったと連絡したら、相棒君が、堂島にあるスペイン・バスク料理の「
AMA LUR」の予約を入れてくれました。という訳で
再訪がかないました。週末とあって、店内は大賑わい。食前酒にパチャランをもらうと、さっそく、メニューとお奨め肉料理の黒板をにらめっこ。メニューに並んだ料理はどれも美味しそうで、迷う、そして悩む。この日のオーダーは、こんな感じになりました。
食前酒:パチャラン
Amuse:オリーブ&アンチョビ
*鰯のリエット ビギージャピーマン詰め ビスカイヤソース
*バスク地方 トロサ村特産黒豆の煮込み キャベツと自家製モルシージャ添え
*北海道産真鱈と季節野菜の煮込み メネストラ
*蝦夷鹿のロースト
*ワイン:Corimbo
*食後酒:オルホブランカ ミレナリオ
*エスプレッソx2
●鰯のリエット ビギージャピーマン詰め ビスカイヤソース
スペイン・ナバーラ産のピキージョ種ピーマンに、濃厚なイワシのリエットを詰めて、 ビスカイヤソースで煮込んであります。写真は、1人分を取り分けたもの。鰯の揚げ団子をトマトとパプリカのソースで煮込んだシチリア料理のポルペッタを、上品にした感じの料理。ピキージョピーマンの円やかな甘みとほんのりとした苦味が、イワシの旨みだけを引き立てています。ビスカイヤソースがまた美味しく、トマトの酸味と赤ピーマンの甘みのバランスがいい塩梅。お皿に残ったソースはパンできれいにぬぐっていただきます。
●バスク地方 トロサ村特産黒豆の煮込みキャベツと自家製モルシージャ添え
ここに来たら外せないのが、バスクの伝統的な黒豆の煮込み料理。茹でてガーリックを利かせたキャベツ、自家製モルシージャ(血の腸詰)、チョリソー、カールックを盛った皿を添えて、ポットで供されます。最初はそのまま食べ、キャベツを加え、それから少しずつモルシージャを加え、青唐辛子の酢漬・カールックを齧り、チョリソーと一緒に・・・と味わいの変化を楽しみながら、煮汁の1滴まで余すことなくいただきます。あーやっぱり、この料理は美味しいなぁ。派手さはないけれど、バスクの風景や大地の味が感じられる地味溢れる味わい。
●北海道産真鱈と季節野菜の煮込み メネストラ
メネストラは、ナバーラ地方のグリンピース煮込み。こちらのメネストラは、北海道産の真鱈、アサリ、それに、キャベツ、ブロッコリー、ホワイトアスパラ、たっぷりのグリンピースを使った一品。 熱々のカスエラで供されます。スープの旨みが、野菜に染みていて、優しい味わい。胃も心もホッコリ。
● 蝦夷鹿のロースト
こちらは、1人分ずつに取り分けて供されます。目の前にお皿が置かれるた瞬間、芳しい香りがふわっ。ロゼ色に輝く蝦夷鹿のローストは、ほうれん草と松の実のソテーの上に盛りつけられ、黒トリュフのスライスをサラサラと散らしてあります。ソースは蝦夷鹿の骨のスープと赤ワインで仕上げたソースポアブル。栗のピュレ、レーズンのピュレ、りんごのソテーが添えてあります。肉の火入れ加減は申し分なく、肉汁たっぷりに仕上げていて、蝦夷鹿ならではの旨みを堪能。ソースは軽めに仕上がっていて、栗の甘さ、レーズンの甘酸っぱさ、りんごの酸味を好みで調整して合わせながら、楽しむことができました。果実実のしっかりしたワインとの相性もGoodでした。
●食後酒
そして食後酒タイムへ。私はオルホブランカ、相棒はミレナリオをチョイス。オルホブランカは、スペインのグラッパと聞いたのですが、どちらかというと、シャルトリューズを軽めにしてキリッとさせた薬草系リキュールといった感じ。ミレナリオは、スペイン産シェリーブランデー。芳しい香りと余韻が素敵。
今夜も美味しく酔いしれました。我々以外のテーブルでは、皆さんは、チャコリを飲んでいらして、あの独特の注ぎ方を何度も何度も見ているうちに、チャコリも飲んでみたくなりました。今度は最初の1杯だけチャコリにしてみようかな。
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●AMA LUR (スペイン・バスク料理 )
住 所:大阪市北区堂島2-1-16 フジタ東洋紡ビル1F
電 話: 050-5798-8373
最寄駅:地下鉄四つ橋線 西梅田駅 徒歩5分
備 考:クレジットカードの使用可 要予約
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