東北のお酒を買おうと、
酒屋はやしを覗いたら、大将が「奥の冷蔵庫の一番右に好きそうなお酒があるから見てごらん」とおっしゃる。そこに鎮座していたのが、コチラ。大将、私の好み、心得てらっしゃる。
****食べて、飲んで、調べたこと・・***************************************
●妙乃華 山廃一段仕込
「るみ子の酒」で知られる
森喜酒造場は、三重県伊賀地方にある蔵元。「妙乃華 山廃一段仕込」は、小さな仕込みで造った限定モノのどぶろくです。無ろ過生。麦茶入れのような容器に入っているところが、マニア心をそそり、即買い決定。
見た目は怪しげですが、この容器、発酵により発生する炭酸ガスが抜ける仕組みになっている優れもの。冷蔵庫の中にも納まりやすく、一石二鳥。蔵元厳封のシールを剥がして蓋を開けると、炭酸ガスがぶくぶくと・・・。現在も醗酵が続いています。
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まずは、そのままで。真っ白な見た目通りの濃厚なにごり。口に含むと、舌に炭酸が弾け、乳酸系の豊かな香りが広がります。森喜さんらしい、ドライな飲み口で、酸味がしっかり。甘くない大人のどぶろく。喉元を通り過ぎた後、乳酸飲料のような軽い苦味が残ります。ウマイ。はやしの大将が薦めるだけのことはあります。
地元の酒蔵のお酒も飲みつつ、東北の酒蔵も応援しようと思う、きょうこの頃なのでした。