名古屋で梯子酒。2軒目は、浅間町の蕎麦屋「谷屋」です。自転車だと丸の内から浅間町への移動も楽々です。
ここに来たら、まずは立山の燗をもらって、気の効いたつまみを何品か注文するのが、いつものパターン。この日は、2軒目だったので、鱧の天ぷらだけをいただくことに。
●鱧の天ぷら
鱧の天ぷらは、衣がカラリ、中身はふんわりと揚がっています。天つゆと塩が供されますが、淡白な鱧の天ぷらは、お出汁のしっかりした天つゆでいただく方が、私好み。
●蕎麦
蕎麦は細切り。山葵をつけ、少し甘めでキレのある淡色の蕎麦つゆにくぐらせて、まずは一口。この時期にしては、香りがしっかりしていて、コシ、喉越し、ともに申し分ない。蕎麦つゆは、出汁の味と風味がしっかりした上品な淡色で、蕎麦の繊細な風合いを引き立てます。蕎麦湯は別仕立てのとろっとしたポタージュタイプ。
ここはいつ来ても、蕎麦の味が安定していて、蕎麦前も充実しているので、昼でも夜でも安心して訪れることができるお店。この日は遅い時間だからかなぁ。蕎麦を食べている途中に、おばちゃんが熱々の蕎麦茶が運んできてくれたのが、ちょっと残念。ここの蕎麦茶、香りがガツンとしっかりしているから、蕎麦茶の香りに圧倒されて、肝心要の蕎麦の繊細な香りがわからなくなっちゃうんですよね。お茶を出すなら、せめて蕎麦湯のタイミングにして欲しい。次回は、蕎麦食べ終わるまでお茶持ってこないでってお願いしてみよう。季節を感じさせる肴をつまみながら、最初からここで通すもよし、〆にちょいと一杯飲んでから蕎麦も良し。ご馳走様でした。また来よう。
*""*""*"""*'""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*"""*
●手打そば処 谷屋 (蕎麦)
住 所:住 所:名古屋市西区幅下1-1-11
電 話: 052-561-3663
最寄駅:地下鉄鶴舞線「浅間町」「丸の内」より、それぞれ徒歩8分程度
*""*""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*"""*""*""*"""*"""*"""*